USB Type-C: 電子デバイスに新しい標準の採用が実現可能に


次世代のユニバーサル・シリアル・バスUSB Type-Cの登場により、スマートフォン、ラップトップ、その他の電子デバイス用充電器やアクセサリを複数持ち歩くような日々は終わりを迎えるかもしれません。

USBTYPE-Cすべての電子デバイスを1本のケーブルで充電することを想像してみてください。たとえば、次のミーティングに向けて運転している間にラップトップのバッテリを充電したり、ノートブックPCを同僚のラップトップに接続するだけでプレゼンテーションを共有したりする場面が考えられます。これらは、電子デバイスの標準になると期待されているUSB Type-Cで実現できることのほんの一部にすぎません。

私たちはこの革新により世界を前進させるだけでなく、新しいテクノロジを採用するお客様の支援も推進していきます。

「私たちは、私たちがTIの電子デバイスと共に生活するうえでの新しいパラダイムを創出しています。TIが市場に送り出すICを利用することで、ノートブックPC、ドック、PC、アクセサリの使い方を変えることができます。このテクノロジのおかげで、これまでできなかったことを実現させることができます」、とTIのアナログ事業部のマーケティングおよびアプリケーション部長であるKevin Jonesは語っています。

TIは本日、マルチポートUSB Type-Cおよび給電小型ドックのリファレンス設計(TIDA-01243)を発表しました。デザイナーは、このような製品を使用することで、移行作業を簡単なものにすることができます。

「TIは、簡単にUSB Type-Cを設計に実装できるようあらゆる取り組みを行っています。各製品では、詳細でありながら分かりやすいデータシートと総合的なシステム設計が提供されます。これにより、設計者は製品を試用するだけでなく、短時間で自分の設計内に採用することができます」と電力管理製品ライン課長のIrene Dengは語っています。

新製品のミニドックは、弊社のUSB Type-C給電ソリューションのエコシステム全体を象徴しています。設計内に20個以上のTIのデバイスとUSBハブを含み、各ポートに静電放電保護を備え、音声コーディング/デコーディング機能とDC/DCコンバータを装備しています。

「TIが提供するUSB Type-C対応製品およびリソースは、業界のなかでも最も充実したポートフォリオであるため、設計プロセスを簡略化し、発売までの期間を短縮化することができます。その結果、デザイナーは、簡単にUSB Type-Cを設計内に実装できるようになっています」と、TIのアナログ部門の部長であるKeith Ogboenyiyaは語っています。

小型ドックの詳細

変化の時期
USB接続の規格を策定する取り組みは約3年前に始まり、当時私たちはビデオとデータを1本のケーブルに統合する方法を模索していました。他社の専門家を含む共同事業体の協力のもと、一般に広く知られている接続方法を使用して、データ、ビデオ、および電力を1本のケーブルに統合できることが分かりました。そして昨年には最初のUSB Type-C規格が誕生しました。
「いまは、新しいUSB Type-Cテクノロジの採用が急速に進む変化の時期です」とIreneは語ります。

「いまでは、私たちはプライベートでも仕事中でもさまざまな携帯デバイスを一日中使用しています。これらのデバイスの利用者は、より簡単で高速な充電機能とデータ通信機能を切実に求めています。USB Type-Cテクノロジはこの要求に応えるものです」とIreneは述べています。

KevinとIreneは、TIの新製品により消費者が電子デバイスと共に生活する方法が変化することについて、非常に大きな期待を寄せていると語っています。まず、1本のUSB Type-CケーブルでTIのすべての互換デバイスに給電できるようになり、またその逆も可能になります。

「USB Type-Cにより、みんなの生活が一層簡単になり、イライラが解消されます。ホテルまでの道を画面上のマップで確認しているときに、携帯電話のバッテリ切れを心配することがなくなります。USB Type-Cの充電ポートはあらゆる場所で利用できるようになるでしょう。デバイスが複数あっても、必要な充電ケーブルは1本のみです」とIreneは語っています。

USB Type-Cは、パーソナル・コンピュータや携帯電話から、ドック、ドングル、モニターなどのPCアクセサリに至るまであらゆるものに影響を与えます。大型のドッキング・ステーションは、ポケットに収まるTVリモコンのサイズにまで小さくなるでしょう。スマートフォンはさらに薄くなり、充電の電圧が現在の9-12Vから最大20Vになることで充電時間が短縮されます。

「このエコシステムが普及するようになると、自動車内でのType-Cおよび給電のニーズが非常に高まります。その単純な使用例は、旧システムと共存する多機能の充電ポートです。ラップトップや電話に対する車内のインフォテインメントシステムの応答性が非常に大きく向上する可能性があります」とKevinは語ります。

彼の説明では、Type-Cと給電機能を組み込んだインフォテインメントシステムは、ラップトップや電話と通信し、さまざまな給電動作を調整して、各デバイスができるだけ短時間で充電されるように機能します。データの面では、インフォテインメントシステムはコンテンツの送受信を動的に切り替えることもできます。

USB Type-Cおよび給電の詳細をご覧ください。また、今年発売されるその他のUSB Type-Cデバイスにもご期待ください。

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