DLP 9500UV チップセットのリリースにより、画像処理テクノロジーにおける TI の DLP 製品の評判を高めています。このポートフォリオの最新製品は、産業および医療用画像処理アプリケーションで感光性物質の高速な露光および硬化を行うための最高の分解能を実現する、紫外線(UV)DLP チップを特長としています。

DLP 製品は、これまでに DLP デザインハウスのパートナーに UV 製品を提供しており、UVイメージングに対応してきた実績があります。TI では DLP 9500UV に加えて、開発者向けの一般に入手可能な 2 つ目の UV チップセットである DLP 7000UVを今年の秋に発売予定です。

DLP 7000UV および DLP 9500UV デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)のどちらも高分解能と高速なパターン切り替え速度を提供するほか、363 ~ 420nm の波長への露光向けに最適化されています。

両方のチップセットで小さい熱抵抗、大きい光出力(最大 2.5W/cm²)、および UV 波長伝送向けに最適化されているパッケージ・ウインドウが提供されている一方で、これらのチップセットには開発者が留意する必要がある違いがいくつかあります。ミッドレンジ・プラットフォームに適した、最高速で競争力のある価格の UV DLP をお求めの場合、DLP 7000UV チップセットが最適なソリューションとなります。一方で、短い製造サイクル時間を達成するため、高分解能で最大 48Gps(ギガピクセル/秒)のピクセル・ロード速度を実現できるチップセットが必要である場合、DLP 9500UV チップセットが最適です。

DLP 9500UV チップセットは、分解能と速度を強力に組み合わせることで、開発者を支援します。200 万個を超えるマイクロミラー(1920 x 1080)を搭載することで、少ないプリント・ヘッドで広い露光面積への画像出力を行う最終製品に対応しているほか、1µm に近いプリント・パターン・サイズをサポートしています。さらに、DLP C410 デジタル・コントローラDLP R410 構成 PROM、および DLPA 200 DMD マイクロミラー・ドライバと組み合わせることで、高速なマイクロミラー・ロード速度を実現できます。

このソリューションは、直接描画リソグラフィー、3D プリント、レーザー・マーキング、LCD/OLED 修復、産業用アプリケーション向けのコンピュータ・トゥ・プレート(コンピュータから版を直接出力する)プリンタ、医療機器アプリケーション向けの眼科学、光線療法、およびハイパースペクトル画像処理など、幅広いアプリケーションで使用できます。

これらすべては開発者にどのように役立つのでしょうか。DLP UV チップセットは、エレクトロニクス設計の独自のパターン生成やボード上の半田マスクなどにより、すでにプリント基板の生産プロセスの効率化に役立っています。このような効率化は、高出力と低コストへとつながります。TI の DLP ポートフォリオに DLP 7000UVDLP 9500UV が加わることで、開発者にご利用いただけるチップセットを提供できるようになりました。

TI の DLP UVソリューションの導入をご希望の方は、次のリソースをご確認ください。

 

上記記事は下記URLより翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/enlightened/archive/2015/08/27/from-3d-printing-to-lithography-ti-dlp-ultraviolet-chipsets-provide-flexible-solutions-for-uv-imaging

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