• Aug 8, 2019

    洗練されたロボットのための超音波式検出の利用

    現在、人間が行っている作業の多くをロボットが行うようになる日は、遠い先のことではありません。私たちはすでに、ロボット掃除機に部屋の掃除をさせたり、ロボット芝刈機に庭の草刈りをさせたりしています。工場では、歯ブラシから自動車まで、私たちが使用する多くの製品をロボットが製造しています。中国や日本ではロボットが料理を運び、ドローンによる肥料の散布や商品の配送も行われています。ですから、ロボットが家を建てたり、道路を敷いたり、クルマを運転したりする日も近いことでしょう。しかし、そのような未来を現実にするための重要な要件の1つは、ロボットが人間と同じような感覚を持つことです。 ロボット機器の最大の課題の1つは、壁や家具、設備、人間、他のロボットなどに衝突することのない移動経路をどのように見つけるかです。障害物を避けて効果的に作業を行うために、ロボットは数センチから数メートル先の障害物を検出し、別の場所に移動する時間を確保する必要があります...
    • Jul 18, 2019

    生産性向上につながるスマート・ファクトリの3つのトレンド

    生産現場のシステムがダウンした場合、一部の自動車メーカーでは、非稼働の間1分当たりおよそ22,000ドルも浪費していることになります1。このような利害を考慮し、効率的で先進的なマシン間コネクティビティとマイクロ秒単位の高速通信を実現するために、スマート・ファクトリ・テクノロジの進化が待ち望まれています。ここでは、インダストリー4.0にインテリジェンスを加えるトレンドを3つご紹介します。 ・ 同じ生産ラインを使っていろいろな飲み物のボトル充填をする飲料工場 ・ モジュール...
    • Jul 16, 2019

    インテリジェントな自動エントランス・システムを実現するTIのミリ波センサ

    スマート・シティ、スマート・ファクトリ、スマート・ビルディングを目指して、世界が急速に進歩する中、エントランス・システムも後れを取るわけにはいきません。自動ドアや回転バー式ゲート、ゲート式駐車場のパーキング・バーなどの未来のエントランス・システムは、センサ主導のソリューションを活用し、インテリジェントなシステムを便利で効率よく運用できるようになるでしょう。 TIのミリ波センサ は、図1に示すような自動ドア、パーキング・バー、工場や倉庫の入り口などのエントランス・システムを設計する際に直面する重要な課題の解決に役立ちます。 図 1 .いろいろな自動エントランス・システム。 a )車両の高さを基準にして開く倉庫入り口、 b )誤検知を防止する自動スライド・ドア、 c )車両以外がゲートに近づいても通さないインテリジェント・バーキング・バー ミリ波センサの特長と機能 TIのミリ波センサは、3Dポイント・クラウド情報とオンチップ...
    • Jun 20, 2019

    新しいコネクティビティ機能を獲得したリアルタイム・コントローラ

    現在の産業界では、モーター・ドライブ、ファクトリ・オートメーション、大電力グリッドなどの幅広い多様なアプリケーションに対して、さまざまなソリューションやアーキテクチャを利用できます。その多くは、安定した性能とコネクティビティを提供しますが、それらは複雑でコストが高く、システム要求を満たすために複数チップを必要とすることもよくあります。絶え間なく進化する市場において、設計の差別化は重要ですが、ビジネスのライフサイクルおよび最終的な長期のサステイナビリティのためには、効率と性能が不可欠です。 「ど...
    • Jun 19, 2019

    自律型スマート・ロボットを実現するエッジ・インテリジェンス

    前回のブログ記事 では、TIのミリ波センサによる、工場のロボット・アームのエッジ・インテリジェンスの実現方法について説明しました。今回は、ミリ波テクノロジーが自律型ロボットのエッジ・インテリジェンスを提供し、ロボットの動きを遅くしたり停止したりする意思決定をリアルタイムに行い、産業用ロボットアプリケーションにおいて継続的に性能を発揮できる方法について説明します。 衝突事故は人間や他の物と協働するロボットを使用する際に大きな懸念となりますが、 TIのミリ波センサ は、産業用ロボットの衝突を回避するシステ...
    • Jun 18, 2019

    自律型工場の原動力となるエッジ・インテリジェンス

    従来の産業用ロボット・システムから現在における最新の協働ロボットまで、さまざまなロボットが頼りにするセンサは、ますます大容量で多様なデータを生み出し、処理しています。図1に示すように、このようなデータを用いて自律型ロボットがリアルタイムに意思決定を下せるようになることで、激しく変化する実世界環境の中で生産性を維持しながら、効率的なインシデント管理が可能になります。 図1:機械周辺を監視してインシデントのリアルタイム管理を助けるミリ波センシング ミリ波センサが工場のエッジでどのようにインテリジェン...
    • May 17, 2019

    インターロック機能を搭載したゲート・ドライバ、3相インバータの堅牢性を向上

    可変周波数ドライブ (VFD)は、産業用オートメーション機械の重要な一部です。VFDはポンプ、ファン、コンベヤ・ベルト、コンピュータ数値制御(CNC)マシン、ロボット・オートメーション・テクノロジの駆動を助け、工場の総エネルギー消費の削減に貢献します。VFDのダウンタイムは機械類のダウンタイムに直結し、工場停止や生産量低下につながる可能性があります。VFDの信頼性と堅牢性は、機械メーカーと工場のオーナーにとって重要な要件です。 VFDの心臓部である図1の3相インバータ構造は、整流された商用電源電圧...
    • Apr 12, 2019

    スマート人体センシング・テクノロジによる未来のエレベータの設計

    国連の経済社会局 によると、2050年には世界の人口の3分の2が都市に居住することになります。都市化の傾向が急速に強まるなか、人工知能、コンピュータ・ビジョン、人数計測といった建物内部でのスマート人体センシング・テクノロジは、モビリティを改善し、非効率性を軽減し、場合によっては建物の価値を高めます。この記事では、エレベータ・システムのスマート人体センシング・テクノロジにより、どのようにエレベータの利用時間を短縮して利用者体験の向上につなげるかを見ていきます。 図1では、エレベータで目的の階に到着す...
    • Mar 27, 2019

    ��報スーパーハイウェイのビッグデータを加速するTIの画期的テクノロジBAW

    無線ネットワークを通して、医者が心臓疾患のある新生児の状態をリアルタイムでチェックできるようになったり、AR(拡張現実)を使って、農家の人が家畜の様子を観察したり、農地の状態を調べたりすることを想像してみてください。 有線または無線による膨大な量のデータ送受信は、日々の生活に大きな影響を及ぼし、高度なコネクテッド社会の経済を加速させます。そして、この可能性を最大限に活かすには、テクノロジが不可欠です。 TIのBAW共振器テクノロジの詳細は こちら あらゆる場面で必...
    • Feb 28, 2019

    世界に影響を与える超小型テクノロジ: TIのBAW共振器が画期的な新型クロック源を提供

    すべての電子システムは、内部の構成要素を同期させるためにクロック回路を使います。 ここ数十年に渡って、クロック信号を発生させるために水晶発振子が使われてきました。水晶発振子は正しいリズムを刻みますが、高価な発振子が劣化し始めるとジッタや周波数の飛びが発生し、長期間の精度に影響を与えます。 TIでは、新しいクロック源としてBAW(バルク弾性波)共振器を内蔵した新型デバイス 2品種を発表しました。人の毛髪よりも細い100μm幅の超小型クロック源は水晶発振器よりも大幅に高い周波数で動作し、より...
    • Feb 8, 2019

    スマート・ロボットがもうすぐあなたの職場やキッチンにやって来る

    ロボティクスのエキスパートであるMatthieu Chevrierが、産業用、家庭用、専門サービス・ロボットが日常生活の一部として人間と協力する未来の姿を語ります。 今からそれほど遠くない未来に、スマート・ロボットがあなたのキッチンにいるかもしれません。 こんな生活を想像してみてください。 1日の始まりに、あなたは、センサの分散型メッシュ・ネットワークにより家を監視していたセキュリティ・ロボットに、あいさつをします。そのロボットは、あなたの家をお好みの設定に切り替えることができます。たとえば、ブ...
    • Dec 18, 2018

    Sitaraプロセッサによるエッジでのマシン・ラーニングへ

    ディープ・ラーニングにそれほど詳しくないとしても、運転体験の自動化に役立ち、製造効率を高め、消費者のショッピング体験を変えることができる、このキーワード自体は耳にしたこがあるでしょう。ディープ・ラーニングは、人工知能(AI)とマシン・ラーニングを経て生み出された技術進歩です。マシン・ラーニングとディープ・ラーニングはともにAIのサブセットであり、従来のマシン・ラーニングのアルゴリズムは、ドメインレベルの専門知識を持つエンジニアにより特定のプログラミングをする必要がありますが、ディープ・ラーニング...
    • Dec 5, 2018

    振動解析によるモーター故障予知、第2部

    モーターやポンプは、工場や建物の重要なインフラストラクチャ・コンポーネントであり、その役割を果たすには適切な動作状態が保たれる必要があります。モーターやポンプの役割は、オートメーション・ライン上の物を動かしたり、暖房、換気、空調(HVAC)システム用に冷却液や冷却空気を流したりなどさまざまです。 どんなときであっても、性能低下はメンテナンス費用がかさむことになりかねません。あるいは故障により製造能力が停止状態になるかもしれません。十分な性能を維持するには、これらの機械の潜在的故障の徴候を監視する...
    • Dec 5, 2018

    状況監視による故障予知、第1部

    工場での製造活動には多数のモーターやポンプが不可欠です。その機能が故障すると、ラインが完全にストップしてしまうことになりかねません。これを防ぐために通常は幅広い予防保守計画を準備しておき、定期的に実施する必要があります。このような計画は寿命統計に基づくもので、機器の実際の状況には基づいていません。 機器の状況がわかれば、メンテナンス費用を削減でき、予期しない故障の危険性も減らすことができます。機器の状態を認識して修理や交換の予定を立てることを、予防保守と言います。 故障に至るプロセス最終的に機能...
    • Nov 19, 2018

    「スマート・シェルフ」が実現する、シームレスなショッピング体験

    店内のすべての商品の紙の値札をすべて手作業で張り替えるには、数週間かかります。この作業は時間だけでなく、コストもかかります。また、大量の用紙が必要になるため環境にも優しくありません。電子棚札(Electronic shelf labels、ESL)は、商品の価格の変更に必要な労働力や用紙の使用を削減し、印刷コストを節約でき、店の収益性と顧客体験の向上に役立ちます。 ESLは商品陳列棚近くにいる買い物客のデバイスと接続し、買い物客の好みやニーズにもとづいてより効果的な広告を提供します。特定の商品の...
    • Nov 12, 2018

    electronica 2018: オートメーション技術がもたらす、よりスマートなソリューション

    オートメーションは、私たちの生活の一部である住宅、オフィス、工場に到来しています。スマート・ビルディングやスマート・ファクトリでは、機械や電化製品が自ら考えて相互に対話します。また、ビルの管理者やメーカーは、保有する設備が自律的に動作できるようになる日が来ることを夢見ています。しかし、これはビルや工場だけにとどまりません。自動車は、帰宅中に家の明かりを点けるように住宅に指示を出します。オフィスは、室内にいる人の数に応じて温度を調節します。交通信号は、自動車や歩行者の通行に応じて信号を変えるタイミングを判断します。可能性は広がり続けています。 TIのヨーロッパ/中東/アフリカ地域を統率するステファン・ブルーダー(Stefan Bruder)は次のように語っています。「センシング技術や処理技術の進展が続くなか、工場のロボットからスマート・ホームでの電化製品への最新の配電網まで、各分野の電子機器によって私たちの生活はよりスマートで接続されたものになるでしょう...
    • Oct 24, 2018

    「エッジ」のインテリジェント自律機能: 意思決定を行うセンサによって実現するスマートライフ

    それほど遠くない職場へ車で通勤中、信号が青になるまで無駄に時間を取られるということはよくあります。 「自分の進行方向は赤信号なのに、どの方向からも誰も来ない。よく起こることなので、車に乗る前に気分を鎮めることにしています。」 そう語るのはTI産業用レーダ・グループのリーダーであるロバート・ファーガソン(Robert Ferguson)です。彼は、シンプルなレーダ・チップを使えば、信号機が状況を理解し、青に変えることが可能だと知っているため、すべての信号が、 TIのミリ波センサ を使い、情報に基づいて自ら判断をするようになる日が待ちきれません。 それは遠い未来ではないでしょう。ミリ波テクノロジは、すでに量産されており、高度なレーダ・センサとして産業界や自動車業界のお客様に採用されています。TIは、世界で最も正確なシングルチップのCMOSレーダ・センサを初めて提供しました。マイコン、RFフロント・エンド、ハー���ウェア・アクセラレータ...
    • Oct 12, 2018

    CTO(最高技術責任者)のアハマド・バハイが、人と機械の融合に必要な絶縁機能について語る

    人と機械が継続して関わり合うとき、絶縁が重要な問題になります。電気自動車内のスイッチ、センサや高電圧モータなどをつなぐ配線の総延長は数マイルに達します。産業用コントローラは工場内に設置されたセンサとの間で、データやコマンドのやり取り、及び、電源を供給します。医療用の高電圧デバイスは病室や長期療養施設内の患者を監視します。USBインターフェイスは産業用機器とマイコンを接続します。スマート・コントローラはコマンドを受けて高電圧リレーを制御します。 産業用の機械システムが、電気モータ、センサやアクチ...
    • Sep 26, 2018

    ファクトリー・オートメーションにおけるインテリジェントな安全保護のためのミリ波センサの活用

    オートメーションは、ビル、住宅、都市など私たちの世界に革命をもたらしています。そして今日、工場ではインテリジェント・オートメーションが活用されています。プロセス・チェーンはより効率的になり、これまでよりも簡単に保守できるようになっています。ファクトリー・オートメーションでは、固定型と可動型の両方のロボットが、製造から梱包までさまざまな用途に使用されています。人間と機械が「手を携えて」行う作業が多い工程では、人間、自律走行車、動かない物体のような障害物が工場の作業現場に存在する可能性があります。こ...
    • Aug 27, 2018

    産業用照明アプリケーション向けのダイナミック・ヘッドルーム制御技術

    産業用スタック・ライトや競技場にある大型LEDディスプレイなどのライティング・アプリケーションやLEDサイネージには、電力消費が制限されているという共通の問題があります。産業用途において、これらのライトやサイネージが発する熱を放散し、LEDの寿命を最大限まで延ばすことが重要です。アプリケーションがリニアLEDドライバを使用する時には、リニアLEDドライバでの電圧降下を最小限に留めることが必要です。このためには、LEDの順電圧に基づいて供給するレギュレータの電圧を調整する必要があります。この技術は...
    • Aug 17, 2018

    イーサネットを使って産業市場に電力を供給する方法

    産業用イーサネット・デバイスに電力を供給するためには、産業用イーサネットと産業アプリケーションの特定の部分に対応する必要があります。標準のイーサネットと産業用イーサネットの最大の違いはトポロジです。詳しくは、図1をご覧ください。標準のイーサネットのトポロジはスター型ですが、産業用イーサネットの場合は、ライン型、ツリー型、リング型のいずれかとなります。 図1:2種類のイーサネット・トポロジ トポロジ以外にも、ファクトリ・オートメーション・デバイスは24Vで動作するのに対し、通信デバイスに供給される...
    • Jul 9, 2018

    CTOアハマド・バハイが語る、TIのミリ波テクノロジでクリアな視野を実現する方法

    TI最高技術責任者(CTO)アハマド・バハイ(Ahmad Bahai) テクノロジ業界をリードする多くの企業が、高精度かつ環境ノイズの影響を受けない、高度に統合されたレーダ・ビジョンの実現を長年にわたって夢見てきました。「レーダ」と聞いて思い浮かべるのは、巨大な飛行機が小さな点で表示される昔ながらのレーダ画面かもしれません。一方、TIが独自にアプローチするミリ波センサは、物体の輪郭を詳細に捉え、分類することができます。 たとえば、粉塵、暗闇、霧、雨などの条件下でも障害物を回避でき、機敏に動き回る...
    • Jul 6, 2018

    ブレをなくすライト:マシン・ビジョン向けLEDライティング制御デザインの考察

    写真家ならば、芸術的観点から、被写体のブレは意図的なものだったと主張することはよくあるでしょう。しかし、画像ベースの自動検出、品質管理、および工場のオートメーションやロジスティクスにおけるコードの読み取りといった、マシン・ビジョンのユースケースでは、取得されたすべての画像には、最高の鮮明さが求められます。 マシン・ビジョン向けの画像 それは、被写体の動きがあるかないかの問題ではなく、動きの速度(v)と画像取得に求められる鮮明さの問題です。 ピクセルのブレが1ピクセル以下というのは、動きを止めるた...
    • Apr 24, 2018

    占有検出器に適した技術:ミリ波とPIRの比較

    たとえば、あなたがスマートオフィスで一人、遅くまで残り、今日最後のメールを書いていたり、集計をまとめようとしていたりするとします。すると突然オフィスの電気が消えました。あなたはモーション・センサが感知するよう立ち上がり手をかざすことで、ようやく電気がつきました。 上記のような体験をされた方がいらっしゃることでしょう。今日のモーション・センサは、屋内に人がいるときに検知能力が落ちることがあり、またオフィスの椅子に一人腰掛けて静かに仕事をしている場合のように、人がじっとしているときにもしばしば機能し...
    • Apr 17, 2018

    産業用システムに役立つ絶縁型LVDS製品

    ご存じのように、絶縁デバイスは幅広いアプリケーションに搭載されています。これらのデバイスは、高電圧から人体や低電圧回路を保護するため、またノイズに対する耐性を高めるため、さらには通信サブシステム間のグラウンド電位差に対応するためなどに使われます。デジタル・アイソレータ、絶縁型CAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)やRS-485トランシーバ、絶縁アンプやモジュレータ、絶縁型ゲート・ドライバや絶縁型電源をはじめ、市場には膨大な数の絶縁型デバイスが流通しています。この記事では、数多くの 高性能絶縁...