スマート・ホームを対話型プロジェクタで賢くする


家庭でプロジェクタを使うときに、多くの人はハイテクのホーム・シアターを設置することを思い描くのではないでしょうか。スマート・ホームとIoT(モノのインターネット)が普及することで、私たちは新しい方法でディスプレイを見られるようになります。

スマート・ホームとIoTは、エアコンやホーム・セキュリティ・システムからレンジ台や冷蔵庫にいたる日常の多くのデバイスに優れた接続性とインテリジェンスをもたらしています。このような次世代のスマート・ホーム・デバイスは、スマート・システムのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)を向上させるため、いずれはプロジェクション・ディスプレイ技術が組み込まれると考えられます。

スマート・ホームのためのプロジェクション・ディスプレイ

組込み可能で堅牢性が高く、消費電力の少ないプロジェクション・ディスプレイ技術は、スマート・ホーム・デバイスが情報を表示し、ユーザーが簡単なタッチやジェスチャのインターフェイスを使って対話できるようにする強力で有効な方法を提供します。

例えば、衣服の乾燥機の終了までの残り時間がどのくらいあるのか、乾燥機まで歩いて行かなくても、台所のプロジェクション・ディスプレイに向かってただ手を振るだけで、乾燥洗濯機の状況を確認できるようになります。

温度調節器をセットし、スプリンクラーを設定し、冷蔵庫内の在庫をチェックし、レシピを調べ、オーブンを予熱し、玄関に誰が来ているかを見ることができるようになります。こういったことは全て、同じディスプレイに対して指でタップしたり、手でジェスチャ操作したりすることで実現できます。

実際のプロジェクション・ディスプレイは、いろいろ多くの形状のものになるでしょう。ディスプレイは、既存のホーム・シアター・ソリューションを使ってスクリーン上に映し出すことができます。おそらくディスプレイは照明器具の中に組込まれ、カウンタ上の壁に映されるでしょう。あるいは、必要な時にだけ小型プロジェクタを使って壁から浮き出てくるように映し出される場合もあるでしょう。使わない時は、部屋の美しさを保つために見えない所にしまえるようになるでしょう。

小型のホーム・ディスプレイに求められるもの

設計者がスマート・ホーム・ディスプレイを開発する際に、覚えておかなければならないことがいくつかあります。いろいろな投影表面がある家の中での設定でさまざまな環境要素が想定されることで、どのような種類のディスプレイ技術を開発する時でも、恐らく画質が最も考慮すべき重要な要素となります。TIのDLP® Pico™技術の高いコントラストと広い色域は、スムーズで鮮明な画像を求めて、高いフィル・ファクタを持つ鮮やかな画像を可能にします。

開発者も、いろいろな画面サイズや極めて近い距離で、かつ、優れた解像度で表示できるような柔軟性と拡張性を備えたプロジェクタへの需要を期待しているはずです。この要件は、既存のサイズや見栄えを損なわずにデバイスに集積化できる小型の光学エンジンで実現されなければなりません。

光学的な効率は、消費電力が低く最小の熱設計で済む明るい輝度を実現するためのもう一つの重要な要件です。

TIでは、広い製品ポートフォリオのDLP Picoディスプレイのチップセットと評価モジュールを提供します。これらは、広範なサイズと解像度を備え、速やかな開発の着手を支援します。DLP Pico技術は、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)として知られている高反射率のアルミの超小型マイクロミラーのアレイで作られたものであり、プロジェクション・ディスプレイをスマート・ホームの設計に取り入れようとしている開発者が使いたくなる特長を備えています。

スマート・ホーム技術がすでにインパクトをもたらしていることは言うまでもありません。しかし、インタラクティブなディスプレイが一緒に加わることで、将来の私たちの生活は大きく変ることになるでしょう。アプリケーション開発者がプロジェクション技術の可能性をどのように引き出し、スマート・ホームを本当の意味で賢くしてくれるのか大いに期待しています 。

参考情報:
ホワイト・ペーパー:家の中のボタンスイッチ、タブレット、LDCパネルやメカニカル・ノブに取って代わるPicoプロジェクション技術の紹介

※DLP、DLP PicoはTexas Instrumentsの商標です。
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
※上記の記事はこちらのBlog記事(2016年7月28日)より翻訳転載されました。

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