オートメーションは、私たちの生活の一部である住宅、オフィス、工場に到来しています。スマート・ビルディングやスマート・ファクトリでは、機械や電化製品が自ら考えて相互に対話します。また、ビルの管理者やメーカーは、保有する設備が自律的に動作できるようになる日が来ることを夢見ています。しかし、これはビルや工場だけにとどまりません。自動車は、帰宅中に家の明かりを点けるように住宅に指示を出します。オフィスは、室内にいる人の数に応じて温度を調節します。交通信号は、自動車や歩行者の通行に応じて信号を変えるタイミングを判断します。可能性は広がり続けています。

TIのヨーロッパ/中東/アフリカ地域を統率するステファン・ブルーダー(Stefan Bruder)は次のように語っています。「センシング技術や処理技術の進展が続くなか、工場のロボットからスマート・ホームでの電化製品への最新の配電網まで、各分野の電子機器によって私たちの生活はよりスマートで接続されたものになるでしょう。自動車、住宅、工場での接点がリアルタイムで処理されるデータを収集し、機械、ロボット、センサが相互に交信できるようになるでしょう。」

11月13日から16日までミュンヘンで開催されるelectronica 2018で、TIは数多くの技革新的なソリューションを展示します。本ブログでは、展示内容を事前に体験できる、スマート・ビルディング、スマート・ファクトリ、スマート・ドライビングの360度ツアーをご紹介します。

スマート・ビルディング
個人や企業は、所有するビルをより高い持続性と最適なコスト効率で運用するためにIoT技術を活用しています。しかし、そのためにはより多くのエッジ・コンピューティングと大量の半導体が必要です。オートメーションにおける数多くの技術革新によって、安全性の高い、よりスマートで効率的なビルを実現できるようになります。TIのインテリジェントな検出のためのセンシング機能を使用すると、システムが正常に動作していない場合にビルの管理者に通知され、ダウンタイムが少なくなります。

electronica 2018では、TIのセンシング技術と、Bluetooth®、Thread®、Zigbee®、Wi-Fi®などの複数のワイヤレス・プロトコルをサポートしているコネクティビティ技術も紹介する予定です。下記イメージから未来の住宅をご覧ください。

スマート・ファクトリ

インダストリアルIoT(IIoT)は工場の設計において非常に重要です。メーカーは、工場をより効果的に運営し、問題が発生する前に予測できる、よりスマートな技術が必要です。それは、クラウドへのデータ送信や、機械から機械へのデータ送信を意味します。メーカーは、より効果的な生産ラインのために、産業オートメーション、ロボティクス、予測的なメンテナンス、マシン・ビジョンが必要です。下記イメージから未来の工場をご覧ください。

スマート・ドライビング
自動車の設計者は、1回の充電ごとの走行可能距離の最大化、車両の認知機能や運転者の可視性の改善、同乗者の快適さや便利さの向上など、車両を改良する方法を常に探し求めています。メーカーは、より良い運転体験を生み出すために、自動車の電化、デジタル・コクピット、コネクティビティや自律走行の技術などの革新を考えています。下記イメージから未来の自動車をご覧ください。

未来を体験する
electronica 2018のTIブース(ホールC4/ブース 131)では、スマート・ビルディング、スマート・ファクトリ、スマート・ドライビングを支える技術をご覧いただける絶好の機会となるでしょう。4つの技術センターで、エンジニアリングのエキスパートがプレゼンテーションを通して、パワー・マネージメント、センシング、ワイヤレス・コネクティビティ、マイコン、プロセッサ、GaN、超音波センシングの技術について紹介します。

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※上記の記事はこちらのBlog記事(2018年10月9日)より翻訳転載されました。
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