低リーク電流で構成可能なトランスインピーダンス・アンプ(TIA)を内蔵した業界初のマイコン

社会全体的に、小型・軽量・高速な製品が望まれているため、開発者は性能を損なうことなく要求を満たす部品を見つけることに苦労しています。特に、設計者が使うマイコンとそのデバイスに絞り込んだ場合は、簡単ではありません。マイコンを設計者の都合に合わせて妥協することはソリューション志向とは言えません。

しかし、センシングと計測のアプリケーションにおいて部品点数を最小限に抑えることにより、1個のマイコンがPCBのスペースを最大75%まで削減できるなら、妥協しても時代遅れにならないのではないでしょうか?

センシングや計測アプリケーション向け『MSP430FR2311』マイコン

TIの新『MSP430FR2311』マイコンがまさにこれなのです。リーク電流50pAと低いトランスインピーダンス・アンプ(TIA)を内蔵したマイコンですが、従来の電圧/電流センシングのソリューションと比べるとリーク電流は1/20も低いのです。つまり、アプリケーションの感度を向上させる可能な限り低い電流を検出でき、開発者は最終製品にさらにインテリジェンス機能を追加でき、拡張機能を高めることができるのです。

次に、このデバイスにはオンボードのオペアンプとコンパレータ、10ビットのA/Dコンバータも含め構成可能なアナログ回路とメモリを内蔵しているので、統合されたシグナルチェーンのブロック回路でIOピン数を減らすことに役立ちます。つまり、少ないピン数のデバイスで多くの機能を実現することができます。さらに、『MSP430FR2311』を使えば、RAMに対するフラッシュの割合の境界を考える必要もありません。開発者は、今やアプリケーションを拡張し、そのコードやデータに必要なメモリ容量を選択する必要があるアンプの構成(非反転、反転またはトランスインピーダンスなど)を選択する機会を持てるようになります。柔軟性の提供が可能となり、妥協が緩和されます。

MSP430FR2311』マイコンは、ビルディング・オートメーションや医療・健康、フィットネス、パーソナルおよび携帯電子機器などのセンシングと計測アプリケーション向けというユニークな位置づけにあります。このマイコンは、3.5 mm x 4mmと小型パッケージで、1チップにアナログとEEPROM、マイコン機能をすべて集積しているので、開発者は妥協することなくお客様のニーズに合わせることができます。

イメージ: 『MSP430FR2311』マイコン

 <補足情報>

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/msp430blog/archive/2016/03/22/reach-new-low-power-levels-for-any-sensor-based-design-with-new-msp430fr2311-mcu

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