Other Parts Discussed in Post: TIDM-CAPTIVATE-REMOTECONTROL

物理的なボタンは存在しないのに、TV/STBのユーザー・インターフェースを自在に操れるスマートなデザインのリモコンを想像してみてください。それを可能にするのが、静電容量式タッチ技術とボイス・コマンド技術です。ジェスチャー・パッドを使えば、ユーザーは簡単にメニューをスクロールし、ナビゲートすることができます。ジェスチャー・パッドは、方向を示すジェスチャーのほか、シングルタップ、ダブルタップなどのジェスチャーを検出できます。5μA未満で動作する超低消費電力のグリップ検出機能により、ユーザーがリモコンをグリップした時に自動的にバックライトが点灯するようになります。また、加速度センサなどのモーション検知用の追加部品も不要になります。またリモコンのボイス・コマンド機能により、ユーザーはお好みのTV番組をサーチし、録画できるほか、部屋の反対側にある照明も制御できます。あるいは、簡単に音声によりテキストの入力も行えます。

これは素晴らしいことだと思いませんか?TIの『MSP430™』マイコンと、CapTIvate™ タッチ技術、音声遠隔制御用 SimpleLink™ワイヤレス・マイコンにより、こうしたスマートで豊富な機能を持つリモコンが実現します。

上のブロック図は『MSP430FR2633』マイコン、CapTIvate技術、そしてSimpleLink™マルチ規格対応 『CC2640』ワイヤレス・マイコンを採用したリモコンの回路例です。この回路の主な特長を説明します。

  • ジェスチャー・パッドは43mm角サイズで、上下左右の動きとタップ・ジェスチャーを検出します。すべての機能は10個のCapTIvate IOで実現しています。
  • プリント基板に組み込まれた静電容量式センサを使用したグリップ検出機能によりバックライトが点灯します。   
  • TIの『DRV2605L』ハプティクス・ドライバにより触覚フィードバックが可能になり、ユーザーに魅力的な機能を提供できます。
  • TIのSimpleLink™ワイヤレス・マイコンとの組み合わせにより、Bluetooth® Low EnergyおよびZigBee® RF4CE™ コネクティビティを通じた通信が可能になり、次の3つのオプションを利用できるようになります。
    • CC2640』– Bluetooth® Low Energy
    • CC2620』– ZigBee R4CE
    • CC2650』– Bluetooth Low EnergyとZigBee RF4CE
  • 消費電力が平均5μA未満と低いことから、リモコンのバッテリ寿命の延長が可能になります。

未来のリモコンを今すぐ製作いただけます!設計を開始する際に必要な情報は以下のとおりです。

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

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