静電容量式タッチとホスト・コントローラ機能の統合により、時間、コスト、基板面積を節約


 産業デザインは急速に進歩し、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)、特に主な電化製品や建物のセキュリティ・システム向けの用途では、非常にスリムで高い信頼性を備えるようになっています。機械的なボタンやレバーの代わりに静電容量式タッチが使用されることが増え、TIのCapTIvateTM静電容量式タッチ・センシング・マイコンは、ユーザー・エクスペリエンス革命の旗手と言えます。

新しい『MSP430FR2675』『MSP430FR2676』デバイスは、静電容量式タッチを使用した設計をレベルアップするとともに、時間、コスト、基板面積を節約します。この2種類のデバイスをはじめとしたCapTIvateの利点を簡単にご説明します。

  • 使いやすさ:設計開始に5分もかからないため、時間を節約し、充実したツールとリソースを通じて市場投入期間を短縮
  • 汎用性:自由に設定可能な自己容量および相互容量式センサのほか、ボタン、スライダ、ホイール、近接センサの包括的なライブラリにより、柔軟な設計が可能
  • 低消費電力:CPUの介入なしで自律的にタッチを検出するため、バッテリーの長寿命化を実現
  • 堅牢性と信頼性:タッチの誤検出を防ぐとともに、IEC、IPX規格に準拠したソリューションにより、伝導ノイズと防水性に関しても優れた信頼性を提供

 図1:MSP430FR267xマイコンのブロック図

図1からわかるように、『MSP430FR2675』『MSP430FR2676』は、それぞれ32KBと64KBの不揮発性メモリを備え、アプリケーション・コードの実行やデータの保存/ログ記録に十分なコード・スペースを提供します。ピン数の多いパッケージ(32ピンVQFN、40ピンLQFP、48ピンLQFP)は、他のシステム・コンポーネントとの接続に対応する豊富なシリアル通信ポートとGPIOを備え、また、アナログ・センサと接続したい場合は、内蔵の12ビットADCを使用できます。ホスト・マイコンとディスクリートの静電容量式タッチ・マイコンという2チップ・ソリューションの代わりに、これらの新デバイスを利用すれば、豊富なメモリ、ピン、アナログ回路を備えたシングルチップ・ソリューションを提供し、部品コスト(BOM)と基板面積を節約することができます。

また、これら新しいデバイスは、家電市場の設計者にとって重要な要件である、最高105℃という幅広い温度範囲で認定を受けています。さらにCapTIvate IPは、マルチ周波数スキャンやオーバー・サンプリングなど、複数のポスト・プロセッシング手法によって耐ノイズ性を高め、堅牢な静電容量式タッチを実現します。これらの機能を兼ね備えた『MSP430FR2675』『MSP430FR2676』は、お客様のアプリケーションのメイン・システム・コントローラとしていつでもご利用いただけます。

幅広いラインナップとエコシステム

 図2:CapTIvateマイコンのラインナップ

時間が経てばプロジェクトのニーズは変わり、途中で機能の追加や削除が必要となる場合もあります。設計の将来を保証するのであれば、必要に応じて拡張可能なマイコン・ファミリをお勧めします。

『MSP430FR2633』、および『MSP430FR2675』『MSP430FR2676』の発表により、CapTIvateに32ピンのQFN(Quad Flat No-lead)パッケージで16KB、32KB、64KBマイコンに対応するピン互換ソリューションが揃ったことで(図2を参照)、要件の変更によって設計を最初からやり直す必要がなくなります。

これらの新デバイスがメイン・システム・マイコンとして、どのように静電容量式タッチの限界を押し広げ、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)をグレードアップするのか、ぜひお確かめください。『MSP430FR2675』『MSP430FR2676』マイコンのサンプルは、オンラインでご注文いただけます。

参考情報

  • MSP CapTIvateマイコン開発キット評価モジュールの詳細はこちら
  • 5分未満で設計を開始できる、CapTIvate静電容量性センシング技術に関するワンストップ・リソースCapTIvate™デザイン・センターはこちら

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※上記の記事はこちらのBlog記事(2019年4月4日)より翻訳転載されました。
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