TIに は、ワイヤレスでモーターの状態を監視して、メンテナンスや交換が必要かどうかを検出するソリューションをトピックとした、TI Design リファレンス・デザインがあります。 コンセプトは簡潔で、振動を監視して、モーター振動が通常範囲から逸脱し始めたらワイヤレスで通知するというものです。

この設計では、FRAM の高速な書き込み速度と優れた耐久性を利用していますが、より複雑な要素も利用しています。 システムを十分に最適化するため、MSP430FR 5969 マイコンでは、振動データのスペクトル解析が実行され、ワイヤレスで送信する必要があるデータを最小限に抑えています。 最適化された Math ライブラリを使用することで、MSP マイコンは効率的な 4,096 点サンプリングの FFT を定期的に実行し、数値を常に比較します。

アプリケーションで複雑な数学演算を実行する場合、ライブラリを使用することで、計算のリアルタイム性が求められるアプリケーションでの実行速度、正確性、消費電力を改善できます。 MSP マイコン用に最適化されたソフトウェア・ライブラリである MSP-IQMATH LIB では、加算、乗算、正弦、対数などの最適化された固定小数点関数を使用できるため、開発時間を短縮できます。 標準的な math.h ヘッダー・ファイルを使用した場合と比較して、これらの関数は 100 倍の性能を達成できます。 浮動小数点 Math ライブラリが必要な場合は、 MSPMATH LIB をご使用ください。このライブラリでは、性能を最大 26 倍改善できます。

MSP-IQMATH LIB ライブラリと MSP430FR 6989 マイコン・ローンチパッドを使用して、開発を今すぐ始めてみませんか。

 

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/msp430blog/archive/2015/07/21/how-fram-mcus-can-achieve-higher-performance

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