TIのエンジニア、マーク・スマイリー(Mark Smiley)の趣味は、映画『スターウォーズ』の鑑賞や、レゴ・ブロックで遊ぶことです。彼の勤務するDMOS5のデスクにはレゴで作った宇宙船が飾られ、自宅の部屋には数千のレゴ・ブロックを含む、たくさんのおもちゃで溢れています。このように遊び心を忘れない彼が映画『スターウォーズ フォースの覚醒』に登場したロボット、BB-8をレゴで作ろうと思い立ったのは自然なことでした。全てレゴでできたBB-8は頭部を常に上部に維持しながら、ボールのように転がることができます。このBB-8が動いている動画は、こちらのYouTubeでご覧いただけます。

頭部が胴体と離れながら転がるロボットは子ども達には手品のように見えるかもしれません。その仕掛けは、頭部をバランスよく保つために埋め込まれた磁石にあります。マークは「アイデアのカギは重みのあるボールと磁石だったけれど、これを実際にレゴで作るとなると、なかなか大変だったよ」とコメントしています。さらに、磁石も古いレゴ・セットのパーツを再利用しました。

 マークは自宅の部屋にあったボール状のレゴ・パーツを見たとき、BB-8を作ろうと思い立ちました。「実際は、ただ小さなBB-8が欲しかっただけなのだけれど、部屋でそのボール状のレゴ・パーツを見つけた時にアイデアがひらめいたんだ」

マークはこのアイデアをグラフィック・アーティストの友人に話しました。「彼にラフな試作品を見せた時、『これはいけるね』って後押ししてくれたんだ。彼がボールをBB-8みたいにペイントしてくれたんだよ」

その後の2、3ヶ月間、マークは追加でレゴ・パーツを購入しながら「プロジェクト」に取り組みました。そして完成した作品を「Lego Ideas」コンテストに応募した結果、わずか1ヶ月の間に世界中のレゴ・ファンから1万票の投票数を獲得しました。マークのこのYouTubeビデオのビューワー数は11万4,000人以上に達しました。

マークのプロジェクトはメディアからも注目を集めました。『Popular Science』誌は「Behold, a BB-8 made of Legos(ごらん!これがレゴのBB-8だ!)」という記事を掲載しました。さら、に『Popular Mechanics、『Gizmodo、『Tech Crunchにも掲載されています。

 
  マークは友達とDIYで、フィールドに球を飛ばせる大きな投石機を作ったり、ウエハ製造工場で、安全装置やビデオ製品も製造したり、とクリエイティブな活動を続けています。マークは引き続き、レゴで何か新しいものを作り続けたいと考えています。

 TIでは、マークのようにクリエイティブな発想を持つエンジニア達が日々新しいアイデアを生み出しているのです。

※上記の記事はこちらのBlog記事(2016年5月3日)より翻訳転載されました。

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