お気に入りのテレビ番組や映画、スポーツを鑑賞する際、画面が大きい方がより楽しめることでしょう。手頃な価格の大画面テレビが常に高品質化していることは喜ばしいことですが、大型テレビによって、壁のスペースや部屋の大きさ、美観を損ねるようなことは遺憾です。その課題を解決するのが、大型スクリーン体験をスタイリッシュでポータブルなパッケージで提供する新しいディスプレイ・ソリューション「モバイル・スマートTV」です。
外出先での映画鑑賞や、どこにいてもコンテンツをストリーミングできるようなシーンを想像してみてください。モバイル・スマートTVはすぐにセットアップが可能で、色々な壁面に映像を投影し、デバイスと投影面の距離に応じて投影画面の大きさを拡大することができます。このように、どこでも簡単に使用できるデバイスが1台あれば、部屋の壁をスクリーンにしたり、人気のゲームをガレージの扉に投影して楽しんだり、裏庭でガーデン・シアターを開催したり、キャンプ場に持っていくこともできます。
では、どのようにしたら小さなポータブル・デバイスで大型の高品質な画像を投影できるのでしょうか。TIでは小型の筐体で目を見張るような映像を映し出すことができるDLP® Pico技術を提供しています。この技術は、120インチまで拡大可能なWVGA 1080p解像度を投影できる小型のDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)で構成されます。この技術の光学効率、コントラスト、応答速度、先進の画像処理アルゴリズムとともに、DLP Cinema®製品で使用されている、数々の受賞歴を有する技術を活用することで、広範な解像度に対応できるウルトラ・モバイル・ディスプレイ・ソリューションを設計することができます。
現在、モバイル・スマートTVに関しては、複数のイノベータとパートナが存在します。そのため、モバイル・スマートTVを開発する新規参入企業は、サードパーティ・パートナからなるTIのエコシステムの製品を使用する時よりも容易にDLP Pico技術光学エンジンを統合することができます。その結果、システム・インテグレータは将来のモバイル・スマートTVにおいて、より魅力的で差別化された機能を提供することに注力でき、製品サイズや輝度、解像度、インタフェース、オーディオ性能について考慮することができます。
急成長するモバイル・スマートTV製品分野について、何から開発を着手したらよいか分からない場合は、TIの「モバイル・スマートTVトレーニング」を参照ください。このトレーニングは、製品開発マネージャとエンジニアから寄せられた質問に基づいて開発されているので、効果的なソリューションの設計が解説されています。
<参考情報>
・DLP Pico ディスプレイ・テクノロジで開発を開始
・ホワイト・ペーパ「スクリーンレス・ディスプレイ向けDLP Picoテクノロジ」(英語)をダウンロード
・光学モジュールをオンラインで購入
・DLPブログ記事「ポケット・サイズの次世代ホームシアター」(英語)
※DLP PicoはTexas Instrumentsの商標です。DLP CinemaはTexas Instrumentsの登録商標です。
その他すべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。
※上記の記事はこちらのBlog記事(2017年6月22日)より翻訳転載されました。
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