オーディオの次期製品でどのようなことを本当の差別化要因にできるだろうか、と考えていませんか?たとえばTAS2555 スマート・アンプのようなデバイスを使用してプリント基板(PCB)の設計、レイアウト、製造を進める方法がわかっている場合でも、高品位なサウンドを実現して市場に出荷するには、ある程度苦労する可能性があります。
そんな時には PurePath™ Console 3 ソフトウェア・スイート(PPC3)を使用すると、使いやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)と統合ツールにより、この懸念を解消できます。
新世代の PurePath Console 3 ソフトウェア・スイートは、以下のようないくつかの新機能を統合しています。
- ナビゲーションが容易なタイル・ベースの GUI。
- アプリケーション内のヒントとウォークスルーにより学習曲線を加速。
- ステップバイステップ・プロセスによるスピーカの特性評価とチューニング。
- リアルタイム・アップデート - 最新バージョンを確認する必要がありません。
このアプリケーションを使用すると、自己特性評価や、最終的なスピーカ・ソリューションのチューニングとテストを迅速かつ簡単に実行し、大きな音を確実に再生するとともに、包括的な保護を実現することができます。 TAS2555 スマート・アンプのメイン・ページで、システム・チェック、特性評価、チューニング、オーディオ処理、検証を含め、実装に役立つ多数のタイルが見つかります。
図 1: PurePath Console 3 - TAS2555 のホーム
これらのツールのいくつかとそれぞれの基本となる機能について調べてみましょう。 最初は、特性評価タイルに取り組みます。 このページから、TAS2555 スマート・アンプと組み合わせて使用するスピーカの特性評価プロセスを開始することになります。 TAS2555 スマート・アンプが信頼性の高い音を出力すると同時に、スピーカを保護できるようにするには、正確なスピーカ特性評価が必要です。 このプロセスでは、ステップバイステップ・ウィザードを使用してスピーカの特性評価を実行できます。 サイズ、熱的制限、Xmax のようなスピーカの仕様を決定しておく必要があります。 この情報は、スピーカ・メーカーやデータシートから簡単に入手できます。 特性評価プロセスの実行を通じて、アプリケーションはシステム・チェック、電気/機械的測定(電圧と電流/変位)、熱的測定、音圧レベル(Sound Pressure Level、SPL)測定を含む多数のステップを実施し、スピーカの特性を高精度で開発することができます。 作業が完了した時点で、変位と周波数、また安全動作領域(SOA)制限など、スピーカのさまざまなプロットと実測データ・プロットをすぐに表示できます。 特性評価データに満足できた段階で、チューニングを開始できます。
図 2: PurePath Console 3 - TAS2555 SmartEQ の例
オーディオ処理ページでは、多数のタイトルが用意されており、微調整を行うことができます。 いくつかの重要な機能に注目してみましょう。 SmartEQ とチューニング・スナップショットです。 包括的な特性評価モデルと組み合わせると、SmartEQ は高周波を自動的にチューニングし、フラットな応答曲線を達成するか、目標の曲線に合わせることができます。 図 2 に、イコライザが SPL モデルの補償を実行し、フラットな応答を実現する方法を示します。 SmartEQ が実現する音質は、ある程度まで受け入れ可能と考えられます。 ただし、SmartEQ に組み込まれている多数の機能を使用して、微調整することができます。 その中には、バイクワッドの数の変更、平滑化因子の追加、ディップ(音量の低下する領域)抑制の設定、SPL オフセットの設定などの機能があります。 これらの機能を、PurePath Console 3 ソフトウェア・スイート内で利用できる追加のタブと組み合わせて使用すると、マイクロスピーカから比類のない音質を出力すると同時に、過剰変位や過熱からマイクロスピーカを保護することができます。
図 3: PurePath Console 3 - TAS2555 スマート・アンプのチューニング・スナップショット
チューニング・プロセスを通じ、多様な設定を使用して適切なサウンドを見つけ、以前の設定のうち好みに合うものだけを発見することができます。 多数の設定を変更し、多数のノブをチューニングした場合はどうなるでしょうか。 どのようにすれば元に戻れるでしょうか。 プロセスを実行している間、変更または調整を加えるたびにチューニング・スナップショットが自動的に記録されます。 図 3 からわかるように、直前に保存されたチューニングに比べて変更を加えた数が赤いドットによって表示されます(筆者はバイクワッドをイコライザからハイパス・バターワース・フィルタに変更しました)。 追加の変更を加えると、新しいドットが自動的に表示されます。 チューニングに満足できた時点で、そのチューニングを保存できます。 スナップショット内にある他の機能を使用すると、中間にあるステップを省略して最終的なチューニングのみを表示することや、チューニング全体をサイズ変更して全画面表示または拡大表示することができます。
PurePath Console 3 ソフトウェア・スイートには、デバイス制御やシステム内でのチューニングと検証など他の多くの機能もあり、成功を導くオーディオ性能と保護機能を実現したうえで、製品をコンセプトから量産まで進めることができます。
お客様の設計ではスマート・アンプをどのように使用されますか。日本語フォーラム欄でコメントをお聞かせください。
その他のリソース
- PurePath Console グラフィカル開発スイートを試しに使用してみてください。
- TAS2555 スマート・アンプのデータシートをご覧ください。
- TI のスマート・アンプ製品ラインアップをご確認ください。
上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。
http://e2e.ti.com/blogs_/b/analogwire/archive/2015/11/11/purepath-console-3-gets-fine-tuned
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