皆様はサーボ・ドライブやモーター・ドライブのアプリケーション開発を担当していますか。 そのような場合は、詳細の設計に関して、技術的な疑問の増加に直面していることと思います。
- 複数のモーター・タイプに対応できるコントローラの設計を実現できるでしょうか。
- 位置センサに関する最新の各種規格とそれぞれの改訂に追いつくにはどうすればよいでしょうか。
- アプリケーションで最適な電流センシング技法はどれでしょうか。
- 産業用ネットワークの各種オプションはどうでしょうか。
- これらすべてに加えて、顧客は機能安全の統合も要求しています。
これらの質問すべてを総合すると、圧倒されそうな印象を受けます。 皆様の会社の得意分野がモーション制御やモーター制御である場合は、上記のような質問に対応するソリューションを探索および開発するために時間を費やすと、このような得意分野に取り組む時間が減少する結果になります。
電子業界で年々開発費用が増加しているのと同じテクノロジーを皆様が開発する代わりに、皆様がそれぞれの得意分野で自社製品を差別化するためにより多くの時間を費やせるようにしたいと TI は考えています。 具体的には、上記の疑問を解決すること、および皆様が付加価値の高い製品をより迅速に市場に投入することを目標として、TI は DesignDRIVE を C2000™ マイコン(マイコン)向けに開発しました。
DesignDRIVE キットとサンプル・ソフトウェアは、電流センス・テクノロジーの探索を開始するため、また各種の位置センサやモーター・タイプとのインターフェイスを確立するための容易なパスを実現します。 オンボードの拡張スロットにより、リアルタイム・イーサネットや機能安全回路をこのキットに容易に追加できます。 このキットの統合機能とフレキシビリティを活用して、皆様は独自のドライブ・ハードウェアを毎回新規開発する必要なしで、複数のソリューションの組み合わせを調査できます。
TI 製の C2000™ マイコン(MCU)のリアルタイム制御アーキテクチャをベースにした DesignDRIVE は、ロボット、コンピュータ数値制御機械(CNC)、エレベータ、資材運搬、その他の産業用製造アプリケーションで使用されている産業用のインバータやサーボ・ドライブの開発にとって理想的です。
デベロッパーがすぐに作業を開始できるように、DesignDRIVE ソフトウェアは現在、C2000 マイコンの controlSUITE インストールの一部になっており、電流、速度、位置に関するループなどを対象にしたベクトル・ベースのモーター制御に関する具体的なサンプルが付属しているほか、電流センシング・ルーチンと速度フィードバック・ルーチンが内蔵されています。
TI の目標は、皆様がより魅力的な製品を、より迅速に市場に供給できるように支援することです。 筆者がこのリストの先頭付近に記載した大量の疑問を前にして気が沈みがちになる場合でも、必要なのは DesignDRIVE のような革新的な製品であり、気落ちする必要はないと考え直されることを希望します。 もう、多くの疑問からなる長いリストについて心配する必要はありません。代わりに、DesignDRIVE を使用して、アプリケーションにどのような機能を追加できるかを検討してください。
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