• Dec 5, 2018

    振動解析によるモーター故障予知、第2部

    モーターやポンプは、工場や建物の重要なインフラストラクチャ・コンポーネントであり、その役割を果たすには適切な動作状態が保たれる必要があります。モーターやポンプの役割は、オートメーション・ライン上の物を動かしたり、暖房、換気、空調(HVAC)システム用に冷却液や冷却空気を流したりなどさまざまです。 どんなときであっても、性能低下はメンテナンス費用がかさむことになりかねません。あるいは故障により製造能力が停止状態になるかもしれません。十分な性能を維持するには、これらの機械の潜在的故障の徴候を監視する...
    • Dec 5, 2018

    状況監視による故障予知、第1部

    工場での製造活動には多数のモーターやポンプが不可欠です。その機能が故障すると、ラインが完全にストップしてしまうことになりかねません。これを防ぐために通常は幅広い予防保守計画を準備しておき、定期的に実施する必要があります。このような計画は寿命統計に基づくもので、機器の実際の状況には基づいていません。 機器の状況がわかれば、メンテナンス費用を削減でき、予期しない故障の危険性も減らすことができます。機器の状態を認識して修理や交換の予定を立てることを、予防保守と言います。 故障に至るプロセス最終的に機能...
    • Nov 19, 2018

    「スマート・シェルフ」が実現する、シームレスなショッピング体験

    店内のすべての商品の紙の値札をすべて手作業で張り替えるには、数週間かかります。この作業は時間だけでなく、コストもかかります。また、大量の用紙が必要になるため環境にも優しくありません。電子棚札(Electronic shelf labels、ESL)は、商品の価格の変更に必要な労働力や用紙の使用を削減し、印刷コストを節約でき、店の収益性と顧客体験の向上に役立ちます。 ESLは商品陳列棚近くにいる買い物客のデバイスと接続し、買い物客の好みやニーズにもとづいてより効果的な広告を提供します。特定の商品の...
    • Nov 12, 2018

    electronica 2018: オートメーション技術がもたらす、よりスマートなソリューション

    オートメーションは、私たちの生活の一部である住宅、オフィス、工場に到来しています。スマート・ビルディングやスマート・ファクトリでは、機械や電化製品が自ら考えて相互に対話します。また、ビルの管理者やメーカーは、保有する設備が自律的に動作できるようになる日が来ることを夢見ています。しかし、これはビルや工場だけにとどまりません。自動車は、帰宅中に家の明かりを点けるように住宅に指示を出します。オフィスは、室内にいる人の数に応じて温度を調節します。交通信号は、自動車や歩行者の通行に応じて信号を変えるタイミングを判断します。可能性は広がり続けています。 TIのヨーロッパ/中東/アフリカ地域を統率するステファン・ブルーダー(Stefan Bruder)は次のように語っています。「センシング技術や処理技術の進展が続くなか、工場のロボットからスマート・ホームでの電化製品への最新の配電網まで、各分野の電子機器によって私たちの生活はよりスマートで接続されたものになるでしょう...
    • Oct 24, 2018

    「エッジ」のインテリジェント自律機能: 意思決定を行うセンサによって実現するスマートライフ

    それほど遠くない職場へ車で通勤中、信号が青になるまで無駄に時間を取られるということはよくあります。 「自分の進行方向は赤信号なのに、どの方向からも誰も来ない。よく起こることなので、車に乗る前に気分を鎮めることにしています。」 そう語るのはTI産業用レーダ・グループのリーダーであるロバート・ファーガソン(Robert Ferguson)です。彼は、シンプルなレーダ・チップを使えば、信号機が状況を理解し、青に変えることが可能だと知っているため、すべての信号が、 TIのミリ波センサ を使い、情報に基づいて自ら判断をするようになる日が待ちきれません。 それは遠い未来ではないでしょう。ミリ波テクノロジは、すでに量産されており、高度なレーダ・センサとして産業界や自動車業界のお客様に採用されています。TIは、世界で最も正確なシングルチップのCMOSレーダ・センサを初めて提供しました。マイコン、RFフロント・エンド、ハードウェア・アクセラレータ...
    • Oct 12, 2018

    CTO(最高技術責任者)のアハマド・バハイが、人と機械の融合に必要な絶縁機能について語る

    人と機械が継続して関わり合うとき、絶縁が重要な問題になります。電気自動車内のスイッチ、センサや高電圧モータなどをつなぐ配線の総延長は数マイルに達します。産業用コントローラは工場内に設置されたセンサとの間で、データやコマンドのやり取り、及び、電源を供給します。医療用の高電圧デバイスは病室や長期療養施設内の患者を監視します。USBインターフェイスは産業用機器とマイコンを接続します。スマート・コントローラはコマンドを受けて高電圧リレーを制御します。 産業用の機械システムが、電気モータ、センサやアクチ...
    • Sep 26, 2018

    ファクトリー・オートメーションにおけるインテリジェントな安全保護のためのミリ波センサの活用

    オートメーションは、ビル、住宅、都市など私たちの世界に革命をもたらしています。そして今日、工場ではインテリジェント・オートメーションが活用されています。プロセス・チェーンはより効率的になり、これまでよりも簡単に保守できるようになっています。ファクトリー・オートメーションでは、固定型と可動型の両方のロボットが、製造から梱包までさまざまな用途に使用されています。人間と機械が「手を携えて」行う作業が多い工程では、人間、自律走行車、動かない物体のような障害物が工場の作業現場に存在する可能性があります。こ...
    • Aug 27, 2018

    産業用照明アプリケーション向けのダイナミック・ヘッドルーム制御技術

    産業用スタック・ライトや競技場にある大型LEDディスプレイなどのライティング・アプリケーションやLEDサイネージには、電力消費が制限されているという共通の問題があります。産業用途において、これらのライトやサイネージが発する熱を放散し、LEDの寿命を最大限まで延ばすことが重要です。アプリケーションがリニアLEDドライバを使用する時には、リニアLEDドライバでの電圧降下を最小限に留めることが必要です。このためには、LEDの順電圧に基づいて供給するレギュレータの電圧を調整する必要があります。この技術は...
    • Aug 17, 2018

    イーサネットを使って産業市場に電力を供給する方法

    産業用イーサネット・デバイスに電力を供給するためには、産業用イーサネットと産業アプリケーションの特定の部分に対応する必要があります。標準のイーサネットと産業用イーサネットの最大の違いはトポロジです。詳しくは、図1をご覧ください。標準のイーサネットのトポロジはスター型ですが、産業用イーサネットの場合は、ライン型、ツリー型、リング型のいずれかとなります。 図1:2種類のイーサネット・トポロジ トポロジ以外にも、ファクトリ・オートメーション・デバイスは24Vで動作するのに対し、通信デバイスに供給される...
    • Jul 9, 2018

    CTOアハマド・バハイが語る、TIのミリ波テクノロジでクリアな視野を実現する方法

    TI最高技術責任者(CTO)アハマド・バハイ(Ahmad Bahai) テクノロジ業界をリードする多くの企業が、高精度かつ環境ノイズの影響を受けない、高度に統合されたレーダ・ビジョンの実現を長年にわたって夢見てきました。「レーダ」と聞いて思い浮かべるのは、巨大な飛行機が小さな点で表示される昔ながらのレーダ画面かもしれません。一方、TIが独自にアプローチするミリ波センサは、物体の輪郭を詳細に捉え、分類することができます。 たとえば、粉塵、暗闇、霧、雨などの条件下でも障害物を回避でき、機敏に動き回る...
    • Jul 6, 2018

    ブレをなくすライト:マシン・ビジョン向けLEDライティング制御デザインの考察

    写真家ならば、芸術的観点から、被写体のブレは意図的なものだったと主張することはよくあるでしょう。しかし、画像ベースの自動検出、品質管理、および工場のオートメーションやロジスティクスにおけるコードの読み取りといった、マシン・ビジョンのユースケースでは、取得されたすべての画像には、最高の鮮明さが求められます。 マシン・ビジョン向けの画像 それは、被写体の動きがあるかないかの問題ではなく、動きの速度(v)と画像取得に求められる鮮明さの問題です。 ピクセルのブレが1ピクセル以下というのは、動きを止めるた...
    • Apr 24, 2018

    占有検出器に適した技術:ミリ波とPIRの比較

    たとえば、あなたがスマートオフィスで一人、遅くまで残り、今日最後のメールを書いていたり、集計をまとめようとしていたりするとします。すると突然オフィスの電気が消えました。あなたはモーション・センサが感知するよう立ち上がり手をかざすことで、ようやく電気がつきました。 上記のような体験をされた方がいらっしゃることでしょう。今日のモーション・センサは、屋内に人がいるときに検知能力が落ちることがあり、またオフィスの椅子に一人腰掛けて静かに仕事をしている場合のように、人がじっとしているときにもしばしば機能し...
    • Apr 17, 2018

    産業用システムに役立つ絶縁型LVDS製品

    ご存じのように、絶縁デバイスは幅広いアプリケーションに搭載されています。これらのデバイスは、高電圧から人体や低電圧回路を保護するため、またノイズに対する耐性を高めるため、さらには通信サブシステム間のグラウンド電位差に対応するためなどに使われます。デジタル・アイソレータ、絶縁型CAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)やRS-485トランシーバ、絶縁アンプやモジュレータ、絶縁型ゲート・ドライバや絶縁型電源をはじめ、市場には膨大な数の絶縁型デバイスが流通しています。この記事では、数多くの 高性能絶縁...
    • Mar 29, 2018

    拡大するエネルギー需要に対処するための6つのトレンド

    社会のテクノロジへの依存度がますます高まるにつれ、世界のエネルギー消費量は著しく増大しています。データセンタや車載用、産業用を含む数多くのアプリケーションの利用により、世界の個人電力消費量は石油製品の消費量に迫りつつあります(1)。こうしたトレンドに対応するため、設計者は半導体ソリューションを積極的に活用しており、2016年には世界で8,240億個の半導体製品が購入され、私たちの生活のありとあらゆるところに利用されています。(2) こうした製品の設計者が求めているのは、より競争力のある動作を実...
    • Feb 5, 2018

    交通管理を新たに活気づけるミリ波レーダ

    シングルチップのレーダ・ソリューションにより、ハードウェアおよびソフトウェア設計が簡素化され、参入障壁が低下 交通システムは、世界中で人や貨物をすばやく効率的かつ安全に運ぶために不可欠なものです。したがって、交通システムおよび関連インフラストラクチャは、道路やその周辺のデータを収集し状態を検知することで、長期的およびリアルタイムの変化に対応する必要があります。交通関連のエンジニアは、このデータを使用して統計情報を構築し、将来のインフラ投資の計画に役立てることができ、ドライバーはこのデータを利用し...
    • Jan 31, 2018

    TIの技術が実現する、手頃でポータブルな次世代超音波診断機器

    1954年に世界で初めてSomascopeが発表されて以来、超音波診断技術は大きな進歩を遂げています。当時、水槽と変換レーダフレームを組み合わせたこの診断機器が『Life』誌に掲載された時、多くの読者を驚かせました。その開発者であるDenver Veterans Affairs Hospital の医師、放射線科医、そして2人の電気技師は、1人の技師を水槽に沈め、無骨なトランスデューサーでその技師の身体に音波を送り、エコーを解析することで、腎臓の2D画像を生成しました。 超音波 は現在、非常に有益...
    • Nov 17, 2017

    スマート・ロボット: 将来の工場におけるロボティクスおよび機械学習について

    ロボットはすでに数十年間にわたって製造環境で使用され、自動車からコンシューマ製品まで幅広い産業に変革をもたらしてきました。従来の産業用ロボットは安全な防壁内で動作しますが、新世代のロボットは、工場や倉庫内で学習を重ねながら作業員と連携して動作するように設計されています。革新的な半導体技術とインターネットに基づく人工知能により、これらの機械は自身のパフォーマンスを向上させ、高度な製造の基盤となっています。 こちらの動画 では、TIの技術革新アーキテクトであるステファニー・ワッツ・バトラー (Ste...
    • Nov 2, 2017

    スマートシティを実現するミリ波センサ

    国連が発表した報告 によれば、世界の人口は2050年に現在よりも20億人増加して91億人に達すると予測されています。世界的に現在進行している都市部への人口移動は、今後も加速が続くとみられます。事実、都市部に居住する世界の人口の比率は、現在の49パーセントから70パーセントに上昇すると推定されています。 こうした都市部では、地理的なスプロール現象と、耕地、水、エネルギーなどの資源不足の拡大との間の最適バランスを見出す必要があります。都市計画者はこうした課題への対応のために技術の導入を急速に進めてお...
    • Sep 29, 2017

    ミリ波技術で実現するドローンの感知/回避機能

    ドローンを使用することで天気予報や宅配、3Dマッピングなどの民生アプリケーションにおいて大きな恩恵を得られる一方、ドローン業界は「安全な飛行」と「低価格化」という2つの課題に直面しています。現在市場に流通しているドローンの多くは、感知/回避(SAA)技術を搭載しておらず、近くの人や自動車を危険にさらす可能性を秘めています。そのため、米国連邦航空局(FAA)は、業務でドローンを飛行させる場合、目視可能な範囲で飛行させ、人や走行する車の上を飛行させないことを定めたUAS(無人航空機システム)規則を...
    • Jun 26, 2017

    TIエンジニアが生んだ、世界が注目するレゴ作品”BB-8”

    TIのエンジニア、マーク・スマイリー(Mark Smiley)の趣味は、映画『スターウォーズ』の鑑賞や、レゴ・ブロックで遊ぶことです。彼の勤務するDMOS5のデスクにはレゴで作った宇宙船が飾られ、自宅の部屋には数千のレゴ・ブロックを含む、たくさんのおもちゃで溢れています。このように遊び心を忘れない彼が映画『スターウォーズ フォースの覚醒』に登場したロボット、BB-8をレゴで作ろうと思い立ったのは自然なことでした。全てレゴでできたBB-8は頭部を常に上部に維持しながら、ボールのように転がることが...
    • Jun 22, 2017

    ワイヤレス・コントローラの開発方法

    デジタルシステム教育研究(DSTR)ロボット・コントローラ・チュートリアル Texas A&M大学のMobile Integrated Solutions Laboratoryでは、学生が小型フォーム・ファクタのロボティック・プラットフォームであるDSTR Robotを開発しました。1年ほど前に、DSTR(Digital Systems and Research)は、月面からサンプルを採取する、将来の月面車になりうるとしてNASAの科学者の注目を集めました。NASAの科学者とTexas ...
    • May 25, 2017

    ミリ波センサによって産業用アプリケーションに新たなインテリジェンスを導入

    位置センサや近接センサからレベル・センサ、光センサに至るまで、センシング・ソリューションは私たちの周りの世界を検知し、デジタル化して処理するための手段として役立ちます。アプリケーション固有の問題によって数多くの異なるセンシング・テクノロジが生み出されており、システムではさまざまなレベルの精度と多様な条件で周囲の状況を検知できるようになっています。最近のスマート・インフラストラクチャや、ビル/ファクトリ・オートメーション製品におけるインダストリー4.0、自律ドローンのような最新アプリケーションの急...
    • Mar 27, 2017

    2017年の技術革新を牽引する4つの技術トレンド

    電子化の波が高まり、エレクトロニクスは生活環境のあらゆる場面で利用されています。私たちを取り巻くあらゆるものが、より賢く、より多くつながるようになることは、すなわち、世の中にいかに多くの半導体搭載製品が溢れているかを表しています。 ビッグ・データはますます巨大化し、パーソナル・エレクトロニクスはますますパーソナル化し、スマート機器はよりスマート化しています。2017年には、次に述べる技術トレンドが技術革新の方向性を決めるであろうと考えています。これらのトレンドの中には、前年から持ち越された...
    • Feb 3, 2017

    ドローン・メーカーの設計課題を解決

    CES 2017で60を超える出展者がドローン技術のデモを実施し、ドローンがこの世界最大のエレクトロニクス展示会の重要な技術であることが証明されました。 荷物の配達や航空写真から、セキュリティ/監視モニタリング、通信に至るまで、ドローンはさまざまな方法で利用されています。しかし、ドローン開発者にはバッテリ駆動時間と飛行時間という2つの大きな技術的課題が残っています。空飛ぶロボットの障害物回避を可能にするために、ドローン・メーカーが方向制御やセンシングなどの機能を追加する中で、重量が増えており、ド...
    • Dec 1, 2016

    産業用ロボットの進化:FAにおける安全なロボット・ヒューマン・インタラクションの技術的課題

    “I’ll be back.”(「必ず戻る」) これは映画『ターミネーター』の中でターミネーターが口にした言葉ですが、おそらく、ロボットが発した言葉の中で最も有名な言葉と言えるでしょう。しかし、第1作でのターミネーターの行動は、友好的な人間の行動からはほど遠いものでした。このため、この言葉はおそらく、ロボット技術をプロモーションする上では最適な言葉とは言えないかもしれません。幸いなことに『ターミネーター』は単なるSF映画で、第2作ではアーノルド・シュワルツェネ...