通信プロトコルを搭載した業界最新PLC システムと、TI のマルチプロトコル・ソリューションによるシンプルな接続
私たちは皆、将来はオートメーションがどのように展開されるかという未来像を見聞きしてきました。実際、コンシューマの立場では、スマート・サーモスタットからスマート・カーまでさまざまな製品が登場しています。また、製品の背後にあるバックエンドでは、製造施設のインテリジェント化がますます進んでいます。 これらのスマート施設の目標は、製造プロセスの効率とフレキシビリティを最大限に高めることです。 産業用オートメーション業界の有力な各社は、これまでに独自の産業用イーサネット・プロトコルを開発して、ネットワーク接続されたセンサ、産業用ドライブ、プログラマブル・ロジック・コントローラで構成されたオートメーション製品のエコシステムを構築してきました。 これらネットワーク接続されたデバイスは、スマート・ファクトリの基礎をなすもので、その中心にあるのはプロセス・データのリアルタイム通信です。一般的には、産業用通信と呼ばれています。
現在、スマート・ファクトリを実現するうえで単一かつ最大の課題は、産業用通信プロトコルが多数存在し、状況を複雑にしていることです。 現在必要とされている行動は、産業用最終機器の製造と納入を容易に実行できる、簡略化された設計プロセスを確立することです。 確定的なリアルタイム産業用イーサネットを実現するプログラマブル・コアを確立すると、業界の最新のオートメーション・システムと通信をするためにどのプロトコルを使用するかに関して、顧客は最も遅い場合は展開フェーズで決定を下せるようになります。
マルチプロトコルに対応した TI の産業用プロセッサで迅速なアプリケーション開発フローを実現
TI の Sitara 産業用プロセッサは PRU-ICSS（産業用通信サブシステム）を搭載しており、インターフェイスを確立する手段や、オートメーション・インフラとの通信を実現する手段を提供するほか、一体型の統合ソリューションでアプリケーションを管理することができます。 このソリューションを活用すると、ひとつのソフトウェア・プラットフォームを使用して、任意のプロトコル間で変換を実行できるようになります。
単一デバイスで複数のプロトコルがサポートされているので、TI の On-the-fly産業用マルチプロトコル通信エンジンを活用すると、産業用オートメーションをより容易に、より手軽に使用できます。
