今となっては容易に信じられない話ですが、ほんの数年前まで、家庭内で一般的に見受けられる唯一のオートメーションは、数箇所に設置されたセキュリティ・システムが固定電話サービス(POTS)回線を経由して警備会社と通信する機能でした。 現実に、程度の差こそあれ従来はスマート・ホームの現実性はかなり低いものであり、簡潔なセキュリティ・システムより高度なホーム・オートメーションも一応利用可能ではあったもの、設置の基盤となるインフラはごく一部の富裕世帯に限定されており、大部分の人にとってこのテクノロジーは手の届かないものでした。

しかし、現在の全体像は大幅に異なっています。 テクノロジーの進歩により、ほんの数年前には手の届かなかったサービス(および前提として要求されるプロフェッショナル用の設備)が、手の届くものになり、Do It Yourself(日曜大工)を好むユーザー層をターゲットにするようになりました。 お気に入りのホーム・センターの売り場案内やインターネット検索で「スマート ホーム」のようなキーワードを探すと、利用可能な品目が見つかります。 家屋の IQ、つまりスマート対応能力を向上させる、ユーザー設置型の製品が多く見つかります。 暖房、通気、エアコン(HVAC)システムや他の家電製品の制御、ドアの自動的な解錠と開放、照明の点灯と消灯、監視ビデオカメラの確認など、身の回りにあるほとんどすべてのものが、世界中からスマートフォン経由で制御できます。

一方、既製品を単純に取り付けるだけではなく、TI Designs のリファレンス・デザインを出発点として使用し、独自のカスタム・ソリューションを(比較的)簡単に製作できるとしたらどれほど楽しいでしょうか。 ビルディング・オートメーションを対象とした TI Designs リファレンス・デザイン は 150 件以上存在しており、使いやすく検索可能な実績あるリファレンス・デザインを、家屋やビルの IQ を向上させるための出発点として使用できます。  ここで、ライブラリから選択した少数の例を紹介します。ローパワー・ワイヤレス送信機能と環境センシング・エレクトロニクスの進歩により、(壁に穴を開けて数メートルのケーブルを配線する必要もなしで)家屋やビルの事実上あらゆる部屋から湿度と温度をセンスおよび送信する、電力効率に優れた LED 照明をワイヤレスで制御する、さらに非常に楽しいことに室内にいる人数に基づいて HVAC を自動制御するなどの操作が容易かつ手の届くものになっています。

その他のリソース:

超低消費電力マイコンを採用した煙探知器

FRAM マイコンを使用したサーモスタットの実装に関するリファレンス・デザイン

AM437x を使用したデュアル・カメラ・リファレンス・デザイン 

Bluetooth® Low Energy を使用したガス・センサ・プラットフォーム

SimpleLink™ Wi-Fi® CC3200 モジュールの LaunchPad

LMP91000 – ガス・ケミカル・センシング製品

HDC1000 – 温度センサを内蔵したデジタル湿度センサ

スマート・ホーム、スマート・ビルに関するその他の投稿を読むには、以下のブログをご覧ください。

 

 

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

http://e2e.ti.com/blogs_/b/industrial_strength/archive/2015/04/20/what-is-the-iq-of-your-home-or-building-is-it-indeed-smart


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