
TI で設計を今すぐ始めましょう
「次のすばらしいアイデア」をお探しですか? それなら、TI の Maker および DIY コミュニティをご確認ください。 TI の低コスト、コミュニティ・サポートの開発プラットフォームで設計を今すぐ始めましょう。 TI のマイコン・ベースのローンチパッド・キット、Sitara™ プロセッサを搭載した BeagleBoard および SimpleLink™ ワイヤレス・コネクティビティ SensorTag を使えば、たった数分でプロトタイピングに着手できます。
インターネット・バスケットボール製作記事、第 1 部
2015 年前半の Maker Faire で発表したインターネット・ポップコーンのデモが成功した後、開発チームは、ワイヤレス・コネクティビティを加えた楽しいデモを構想しました。 このアイデアに基づいて考え出されたインターネット・バスケットボールは、ゲームセンターで見受けられる一般的なアーケード形式のバスケットボール・ゲームを土台として活用し、インターネットに接続されたローンチパッドを追加して、クラウド内でスコアの管理、警告の提示、スコアとゲーム・データの保存を実行できるほか、オフィス内にいる関係者全員に対して、スコアをリアルタイムで伝えることもできます。
出発点として、既製品のアーケード形式バスケットボール・ゲームを採用しました。 付属していた不要なエレクトロニクスすべてを取り外した後、楽しい作業を開始しました。
ハードウェア:
インターネット・バスケットボールの中核にあるのは、SimpleLink™ Wi-Fi®CC3200 ワイヤレス・マイコン(MCU)ローンチパッド開発キットです。 さらに、NFC ブースタパックと TPS54383EVM を使用して、12V 電源から 5V と 3.3V の各レールを供給する予定です。
SimpleLink Wi-Fi CC3200 ローンチパッドは、Wi-Fi システム・オン・チップ・マイコン開発プラットフォームで、これを使用するとバスケットボール・ゲームをプレイし、安全な方法によるクラウド・サーバーへの接続を作成してゲーム・データを記録することができます(この点の詳細については、ブログで追ってお知らせします)。 ゲームに参加する TI の従業員は、NFC ブースタパックを使用して自らの社員バッジをスキャンし、クラウド上で自らのスコアをシームレスに追跡することができます。
スコアを表示するために、大画面が望ましいと考え、6.5 インチ(16.51cm)の 7 セグメント・ディスプレイを採用しました。これは SparkFun 社の製品で、SparkFun Large Digit Driver(大型数字ドライバ)が付属していますが、内部ではテキサス・インスツルメンツ製 TPIC6C596 が使用されています。 残り時間、スコア、指示などの情報をユーザーに表示するために、7 個の Olimex MOD-LED8x8RGB を使用しています。 これらの SPI 制御型 LED マトリクスを使用して、複数の色でテキストをスクロール表示できるほか、ミリ秒単位のカウントダウン・クロックを表示できるほど十分高速な対応も可能です。
組み立てとテスト:
7 セグメント・ドライバをディスプレイに半田付けした後、SparkFun の GitHub からサンプル・コードをダウンロードしました。 同社の Arduino サンプルを Energia にインポートする作業は簡単で、コードは何も手を加えないままで動作しました。 これらのディスプレイはデイジーチェーン接続が可能なので、もう 1 組を追加して、スコアをリアルタイム表示する気の利いたスコア・トラッカーを製作する方針にしました。

同様に、8x8 RGB LED マトリックス用の Olimex サンプル・コードは、GitHub からダウンロードした状態のまま問題なく動作しました。 いくつかのピン定義を変更した結果、7 セグメント・ディスプレイと 8x8 RGB LED マトリックスのチェーンは、互いに連動して動作するようになりました。
これらのディスプレイとローンチパッドをバスケットボール・ゲームに接続するために、背板の背面にペグボード・シートを取り付け、各コンポーネントをペグボードにネジ止めしました。 こちらで、実際に動作している状態を確認できます。

このプロジェクトでは、3 種類の電圧レールが必要になります。 LED の 7 セグメント・ディスプレイは 12V で動作し、TI 製シフト・レジスタと 8x8 RGB LED マトリクスは 5V を使用するほか、ローンチパッドは 5V と 3.3V を使用します。 TPS54383EVM は電源からの 12V を受け入れ、5V と 3.3V の両方を出力します。このプロジェクトにとって理想的です。

残りの作業は、シュート用のプランジャーをローンチパッドの PUSH1 に接続することだけです。これで、ハードウェアは完成です。 ゲームプレイの流れ、およびクラウド側のコードについては、近いうちに投稿する予定の続編ブログをご覧ください。
コメント
上記記事は下記URLより翻訳転載されました。
*ご質問は E2E 日本語コミュニティにお願い致します。