サブステーションをスマートに

未来を担うグリーン電力網は、総合的な電力効率と運用効率の向上と いう機会をもたらす一方で、本質的に、複雑なデータ管理とデータ制御を伴う非常に入り組んだネットワーク・システムになるというデメリットがあります。従 来のサブステーション・システムでは、電力配給システムのスイッチングは手動で行われていました。 現在、メータリングおよびディストリビューション制御の取り組みが進み、運用効率向上のためにサブステーション・システムは徐々に自動化されています。

スマート・サブステーション・ソリューションでは特に、オートメー ションの強化や再生可能エネルギーの統合といった特徴があります。電力配給システムの通信方法は、シリアル・バスや専用バスからイーサネット・ベースの通 信へと大きく変化しました。 このオートメーションを目的としたイーサネット・ベースの通信への移行により、リアルタイム通信が容易になり、同時にサブステーション全体の運用、監視、 保護、制御が可能になりました。電力システムのオートメーション化には、インテリジェント電子デバイス(IED)から送られたデータの管理、サブステー ション内の制御およびオートメーション機能、サブステーションのデバイスを制御するためにリモート・ユーザーが発行する制御コマンドなどが必要です。

各 IED やサブステーション・ベイ・コントローラは、複数のオートメーション機能を実行できます。  多くのベイ・コントローラには、測定、分析/制御、通信、信頼性という 4 つの共通の特徴があります。 IED を採用する際の主な基準には以下の内容が含まれます。

IED のインテリジェンス

  •  単一機能の電子機械デバイスの代わりに、ネットワーク接続された、場合によっては複数の機能を統合した電子部品が使用される
  •  サブステーション内および遠隔地からの監視、保護、制御

IED の相互運用性

  •  同期通信に関する IEC61850 規格などへの準拠が重要
  • IEC62439 などのイーサネット冗長プロトコルによる冗長化は必須

新しい電力網の複雑化や変わり続けるテクノロジー標準に対応するために、通信と分析を可能にするフレキシブルなコアは欠かせません。グリーン電力網で測定、制御、通信を可能にするための TI の取り組みについては、こちらで Web セミナー(録画)をご覧ください

詳細についてはサブステーション・アプリケーションのページを参照してください。

ホワイト・ペーパーを読む:

ビデオを見る:

代替エネルギーに関するその他の投稿を読むには、以下のブログをご覧ください。

TI fuels the future of renewable energy(「On the Grid」ブログ、英語) 

Really smart cities in real-time(「On the Grid」ブログ、英語)  

スマート・シティの実現に TI がどのように貢献しているかについて、こちらをクリックしてご覧ください。



上記の記事は下記URLより翻訳、転載されました。
http://e2e.ti.com/blogs_/b/process/archive/2015/04/23/adding-smart-to-substation

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