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TI は今年、米国サンフランシスコで開催された IoT World Conference で IoT World Hackathon のスポンサーを務めました。  米国全体から Maker(メイカー)が集い、TI やさまざまなクラウド・プロバイダから供給されているインターネット接続型デバイスを使用して、モノのインターネット(IoT)アプリケーションの設計と実装に 2 日を費やしました。

優勝したチームは、サンフランシスコを拠点とする企業である Room 5 であり、自社の顧客が IoT に接続するスマート製品を開発する業務の支援に特化しています。  Room 5 チームはインターネット接続型のスマートなゴミ箱を製作しました。製品名は iTrash で、Roomba® iRobot® をベースとしています。 このゴミ箱は TI の超低消費電力マイコンである MSP430F5529 LaunchPad とローパワーの SimpleLink™ Wi-Fi® CC3100 BoosterPack、さらに LaunchPad 用の Seeed Studio Grove スタータ・キットを使用して制御されていました。 iTrash という名のスマートなゴミ箱は、ゴミがいっぱいになると縁石まで自動的に移動し、空になると元の場所に戻ります。  また、iTrash の設計では、Seeed Studio 製の Grove センサも採用されていました。 iTrash は、ゴミが漏れていることを検出し、ガレージのドアを開け、ゴミの位置を検出するために、これらのセンサを活用しています。  iTrash は MQTT サーバーに接続するために CC3100 BoosterPack を使用し、センサ・データをログに記録して、Wi-Fi 経由で制御コマンドを受信します。

Room 5 チームは、iTrash のコンセプトを、ゴミ回収車がゴミ回収の際に不要に停車する事態を避ける観点で考案していました。この方式で、ゴミの回収をより効率的かつ経済的に実施できます。 このチームが TI のハードウェアを使用して開発を行ったのは今回が初めてであり、同チームからは、Launchpad Ecosystem、特に Energia の IoT 固有のサンプルと API をベースとしてインターネット接続型のマイコン・システムを実装するのは非常に簡単という印象を受けた、との感想を聞きました。

Room 5 チームにとって、IoT World Hackathon で、スマートなゴミ箱である iTrash の設計が優勝したのは大きな喜びでした。 読者の皆様が TI の超低消費電力マイコンである MSP430™ とローパワーの SimpleLink Wi-Fi 製品を使用して独自の IoT アプリケーションの開発を開始するには、次のリンクにアクセスして詳細情報を参照し、サンプルをご注文ください。

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

http://e2e.ti.com/blogs_/b/connecting_wirelessly/archive/2015/05/19/msp430-and-simplelink-wi-fi-clean-up-at-iot-world


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