開発ツールのダウンロードとインストールに時間を費やす代わりに、開発ツールを使用した開発作業に時間を割り当ててください。TI のリッチなクラウド・ベース開発ツール・エコシステム、dev.ti.com がお役に立ちます。 現在、TI の低消費電力 SimpleLink™ Wi-Fi® CC3200 ワイヤレス・マイコン(MCU)の開発ツール・エコシステムを活用すると、ツールのダウンロードとインストールに要する時間を大幅に短縮し、設計をより迅速に開始することができます。 さらに、これらのツールには、ラップトップ/PC からリモート・アクセスできるフレキシビリティもあります。

Resource Explorer(リソース・エクスプローラ)内ですべての例とライブラリを参照する方法で、開発作業を開始できます。  SimpleLink Wi-Fi CC3200 ソフトウェア開発キット(SDK)の一部であるスターター・アプリケーションのいずれかを選択してください。 SDK の『Getting Started』(英語)と『Programmers Guide』(英語)や、各サンプル・アプリケーションについて説明する資料が付属しています。  これらのアプリケーションは、簡潔な LED 点滅から、ワイヤレス(Over the Air、OTA)アップデートや Wi-Fi オーディオまで広い範囲にまたがっています。

代わりに、Energia を使用して開発作業を開始することもできます。これは、Wiring と Arduino™ の各フレームワークをベースとする、簡潔で直感的な API で構成された堅牢なセットです。  Energia は、プロトタイピングの理想的なソリューションです。  Resource Explorer(リソース・エクスプローラ)から、Energia の幅広いサンプルで構成された選択肢を参照できます。  Wi-Fi、MQTT、Temboo のような追加の例は、Code Composer Studio™ Cloud の統合開発環境(IDE)から利用できます。  Energia の詳細は、Energia.nu でご確認ください。

サンプル・プロジェクトより高度な段階に進むことを想定している場合は、TI-RTOS リアルタイム・オペレーティング・システムに注目する価値があります。 必要に応じて、TI-RTOS は、リアルタイム・マルチタスキング・カーネルである TI-RTOS カーネルから、付加的なミドルウェア・コンポーネント、デバイス・ドライバ、パワー・マネージメントなどを含む包括的な RTOS ソリューションまで、広い範囲でスケール化できます。 重要なシステム・ソフトウェア・コンポーネントが信頼性の高い形態で提供されているので、アプリケーションの付加価値分野に注目して開発を進めることができます。

出発点として使用するサンプルが見つかった時点で、それが SimpleLink Wi-Fi CC3200 SDKEnergia、TI-RTOS のどれに属しているかにかかわりなく、そのサンプルを Code Composer Studio Cloud IDE にインポートすることができます。  Code Composer Studio Cloud は、その名前が示唆しているように、クラウド・ベースの統合開発環境です。  Code Composer Studio Cloud から、CC3200 LaunchPad™ 開発ツール上で実行するアプリケーションの編集、ビルド、デバッグを実施できます。  プロジェクトとソース・コードはいずれも、クラウド内にある各ユーザー独自の個人用ワークスペース内に格納され、任意のコンピュータやモバイル・デバイスからそのワークスペースにアクセスできます。

アプリケーションを CC3200 ローンチパッド・キットにロードした後、ブレークポイントを設定し、変数をウォッチして、コードのステップ実行などを実施することができます。 デバイスに対してシリアル接続をセットアップするための統合型ターミナルもあります。

クラウド・ベースのアプリケーションを開発するうえで、クラウド・ベースの開発ツールより良好な方法があるでしょうか。 dev.ti.com にアクセスし、SimpleLink Wi-Fi CC3200 ローンチパッド・キットを使用して今すぐ開発を開始してください。

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/connecting_wirelessly/archive/2015/11/05/cloudy-with-a-chance-of-development-tools-for-cc3200


*ご質問は E2E 日本語コミュニティにお願い致します。