組込みの動きが拡大し続ける中、アプリケーションの複雑化も進んでいます。  それに伴い、特定タスク向けに開発されたプロセッサ・コアに対する要求が急速に高まっています。  1 つの高性能、シングル・アーキテクチャのプロセッサで十分という時代は終わりを告げました。  今、1 つのプロセッサに多様なコアを実装するという考えが広がり始め、歴史上最も複雑なアプリケーションが単一のプロセッサで処理されるようになりつつあります。

最近 TI がリリースした新しい Sitara™ AM57x プロセッサ・ファミリは、さまざまなアプリケーションに対応できるフレキシビリティを維持しながら多様な性能要件を満たすプロセッサを求める、組込み業界特有のニーズに応えるために設計されました。  最大 2 個の ARM® Cortex®-A15 コア、2 個の C66x DSP コア、ビデオ/グラフィックス・アクセラレータ、クワッド・コアのプログラマブル・リアルタイム・ユニット(PRU)、2 個の ARM Cortex-M4 コアを搭載した Sitara AM57x プロセッサは、シングル・コアのパフォーマンス以上の性能が必要な組込みアプリケーションに理想的です。  このオールインワン・プロセッサにより、新しい次元のフレキシビリティが実現します。  AM57x プロセッサでは、設計者は同じコアを増やしたり減らしたりするのではなく、多様なコアから選択できるようになっています。  タスクで必要な処理がリアルタイム制御、高性能の処理計算、ビデオ・ストリーミング、独自の業界固有プロトコルによる通信のどれであっても、AM57x プロセッサはそれぞれのニーズを満たすコアを搭載しています。 以下に、TI の新しいデバイス・ファミリに搭載されている一部のコアについて、概要を紹介します。

ARM Cortex-A15 コアは、高性能、ネットワーキング特有の機能により、多くの業界で爆発的に普及しました。  設計者がシングル・コア、デュアル・コアのどちらの使用を望む場合も、Cortex-A15 は Sitara AM57x プロセッサの中核をなすエンジンとなります。 

ARM Cortex-M4 コアは、リアルタイム制御および処理タスクに理想的です。  このコアはモーター制御からセンサ監視まで、さまざまな用途に活用できます。

プログラマブル・リアルタイム・ユニット(PRU)は、さまざまな産業用通信プロトコル向けに最適化されており、他のプロセッサからリソースも奪わず、多くの場合、それらのプロトコルを実装するために使用される外部 FPGA や ASIC の代わりに使用できます。  また、低い確定的待ち時間、リアルタイム制御のためにクワッド・コア PRU を使用することもできます。 

C66x DSP は、マシン・ビジョンの分析、ソフトウェア無線(SDR)、高性能の数学計算、生態認証による識別など、あらゆる高性能データ計算タスクに不可欠です。  エンジニアは、アプリケーション向けに適切な Sitara AM57x プロセッサを選択できるだけでなく、シングル・コアまたはデュアル・コアの C66x DSP も選択できます。

また、内蔵ビデオ/グラフィックス・アクセラレータも選択でき、1080p ビデオと 2D/3D グラフィカル・インターフェイスを組込みアプリケーションに簡単に組み込めます。

比類のない統合、拡張性、ペリフェラルと高性能を提供する AM57x プロセッサは、組込みプロセッシングの世界に革新をもたらしています。 TI は今後数週間で AM57x プロセッサが適したアプリケーションを調査する予定です。 来週は AM57x プロセッサが最適なネットワーキングおよびクラウド・アプリケーションについてご紹介しますので、ぜひご確認ください。

Sitara AM57x プロセッサを使用した設計案がある方は、 コメント欄でご意見をお聞かせください。 

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/process/archive/2015/10/14/there-s-a-core-for-that


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