ビーチに風が吹いていなくても、ほとんどの人にとっては大きな問題になりませんが、カイト・ボーダーにとっては、ビーチに足を運んだ労力が無駄になってしまいます。 しかし、リアルタイムでデータの記録と送信を行う GSM 気象測定器や、THEWINDOP.com を運用しているの熱心なカイト・ボード・ファンのおかげで、ビーチへの移動が無駄になることはなくなっています。 THEWINDOP の創立者たちは、カイト・ボーディングが可能かどうか判断できるような、ビーチから直接測定したリアルタイムで高分解能の風速情報が必要だと思っていました。

製作した気象測定器は、コストを最適化したソリューションで、数秒間隔で風、温度、湿度のデータを収集します。 このソリューションでは、外部電源を使用しておらず(ソーラー・パネルとバッテリを使用)、携帯電話用モデム(GPRS)を活用しているため、世界中で使用できます。

                          

これまでに収集されたデータ量は 2 年以上の間で、1,100 万データ・ポイント以上になります。 これを可能にしたのは、MSP430FR 5969 FRAM マイコンが備える、高い書き込み耐久性です。 オンチップの AES も、データを即座に暗号化してワイヤレス転送するために使用されました。

FRAM シリーズのおかげで、超低消費電力を実現できただけでなく、ファームウェアのデータ・バッファリングを簡略化することができました。組み立てと運用は 2013 年からセント・アンドルーズ(スコットランド)で行いました。」(Andy Maginnis 氏、THEWINDOP の共同創立者)

その他の独自の FRAM 使用事例、または設計を改善する方法については、tij.co.jp/fram をご覧ください。 

上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。

https://e2e.ti.com/blogs_/b/msp430blog/archive/2015/07/16/how-fram-is-contributing-to-portable-weather-stations


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