最高のノイズ耐性を持つキャップタッチマイコンを体感
毎日、筆者は 40 回以上ボタンにタッチします。業務で使用するキーボードではなく、オフィスまで往復する際にタッチするボタンの数です。 自動車の発進時や、コーヒーを入れるためのボタンも含め、ボタンすべてが静電容量式タッチや近接性センシングに対応していたらどうなるだろうかと考えてしまいます。 生活で使用するすべてのボタンを置き換えることは可能でしょうか。
いくつかの課題があります。 静電容量式センスを使用するには、さまざまな機械的デザインと組み合わせたときに、信頼性の高い方法で動作することが求められます。 以下のようないくつかの課題を挙げることができます。
- ノイズが引き起こす誤検出と、タッチの誤検出
- 産業用デザインで推進されている、より高度なインターフェイスの必要性
- 「常時オン」の静電容量式タッチ・テクノロジーによる電力の消費
- 感度と分解能に起因するアプリケーション設計上の制限
- 静電容量式タッチ・ソリューションの設計と最適化に要する数か月の期間
これらすべての課題に対応できるソリューションが存在するとしたら、どうでしょうか。 毎日使用している、多少の力を要するボタンを、タッチ式に置き換えるとどれほど便利になるでしょうか。 実際、このような将来は、想像以上に近い時期に迫っています。 すでに、最新機能を体感するための CapTIvate™ テクノロジー搭載 MSP430™ マイコンが登場しています。
- この製品は、ノイズ耐性に関する IEC61000—4-6 認定を取得した 現時点で唯一のタッチ・ソリューションです。 この認定の取得により、この製品は、最もノイズ耐性の高い静電容量式タッチ・マイコンの地位を確立しています。IEC61000-4-6 は、伝導性外乱や無線周波数フィールドに起因するノイズへの耐性を試験する、EMC の規格認定です。 CapTIvate テクノロジーに基づくリファレンス・デザインは、最大 10Vrms のレベルで、これらの規格に合格する能力を達成しています。
- CapTIvate テクノロジーを搭載した MSP マイコンは、金属タッチ、3D ジェスチャ、手袋に対応した設計であり、ボタン、スライダ、ホイール、近接性の各ソリューションに対して最も高い構成能力を実現しています。 デベロッパーの設計ニーズを満たす多様性を実現できます。
- 消費電力が世界最小の FRAM 静電容量式タッチ・マイコンです。 最小 0.9μA/ボタンの電力を実現した CapTIvate テクノロジーは、他のどのソリューションに比べても 90% の低消費電力化を達成しています。
- 10 ビットの分解能に対応した CapTIvate テクノロジーを採用すると、業界最大分解能のスライダとホイールを実現できます。 4 本の IO を使用するだけで、エンジニアは 1/250cm の分解能で長さ 30cm のスライダを開発することができます。
- 設計者は CapTIvate デザイン・センターを活用して、5 分以下で設計をセットアップし、リアルタイムでセンサをチューニングすることができます。 簡略化と合理化を推進した設計ソリューションを実現できます。
この製品を活用すれば、あらゆるボタンを置き換え可能であることはわかります。ですが、多少の力を要するボタンが不要になる、ということ以外の利点は何かあるでしょうか。
- ガラス、プラスチック、金属製の表面をシームレスに統合することで、産業用デザインを洗練
- さまざまな形状とサイズのヒューマン・マシン・インターフェイスをサポート
- 表面の掃除が簡単 - 多少の力を要するボタンの凹凸が存在していない
- 近接性センシング - 手をかざすだけで指示を読み取り、その指示に基づいて動作することが可能
以下のリンクにアクセスして、CapTIvate テクノロジーを搭載した MSP マイコンの詳細を確認し、静電容量式タッチ対応の次期ソリューション設計を今すぐ開始してください。
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上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。
https://e2e.ti.com/blogs_/b/msp430blog/archive/2015/11/12/how-you-can-touch-the-revolution
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