25セントの低価格で25の機能を提供:タイマ機能


 「もうこんな時間?」とつぶやいている自分に気付いた経験はありませんか。時間を常に把握するのは非常に難しいことですが、幸運にも、MSP430™マイクロコントローラ(MCU)には、まさにそれだけを目的に作られたタイマ・モジュールが搭載されています。キッチン・タイマからホーム・セキュリティ・システムに至るまで、私たちが利用している数多くのアプリケーションの中核を担う機能がタイマです。TIのMSP430バリュー・ラインMCU TechNoteシリーズには、タイマ機能のカテゴリが含まれています。

このシリーズでは、タイマ・ベースのソリューションをTIの低コスト・バリュー・ラインMSP430 MCUに実装する方法を示しており、MSP430FR2000には0.5KBのメモリ容量、MSP430FR2111には4KBのメモリ容量を使用して、すべてのソリューションを実装します。TIのタイマ機能テクノロジを活用したさまざまなアプリケーションを紹介するTechNoteには、以下のようなものがあります。

タイマはさまざまなアプリケーションで現在の時刻に関する信頼性の高いデータを提供しており、特にバッテリ駆動のデバイスに多く使用されています。家庭用のスマート煙感知器について考えてみましょう。煙感知器は、1つのバッテリで数年間にわたって動作することが想定されています。また、脅威レベルの追跡やトリガが検出された場合の利用者へのアラートのために、現在の時刻を把握しておくことも必要とされます。タイマ・モジュールを使用したMSP430 MCUのリアルタイム・クロック(RTC)を煙感知器で活用することにより、イベントのタイム・スタンプを正確にログに記録し、煙が検出された正確な時刻を利用者に通知することができます。

MSP430 MCUタイマのもう1つの目的は、時間の測定に関するシステムの精度を向上させることです。短距離走のオリンピック選手のコーチが使うストップウォッチは、選手のタイムを正確に測定できるように、非常に高精度でなければなりません。時間の増加がほんの一瞬でもずれると、100mダッシュで記録されるタイムは極端に不正確になります。正確なクロック・システムや外付け水晶振動子、またはその両方を使用することで、TIのMSP430 MCUタイマは経過する時間を正確に測定できるので、オリンピック選手のコーチも自分のストップウォッチを安心して使うことができます。図1は、バリュー・ラインMSP430 MCUを使用して、正確な7セグメント発光ダイオード(LED)ストップウォッチを作成する方法を示しています。

 図1:7セグメントLEDストップウォッチのブロック図

標準的なタイマには、コンペアとキャプチャという2種類の動作モードがあります。コンペア・モードでは信号を生成し、あらかじめ設定された時間間隔の後にイベントをトリガしますが、キャプチャ・モードではイベントや信号のタイム・スタンプを記録します。これら2つの機能を使用することにより、タイマは個人用デバイスや産業用デバイスでの時間の保存、分析、追跡方法に変革をもたらしました。これらは、タイマの活用によって日々の問題をいかに解決できるかを示す、ほんの一部の例にすぎません。少しの創造性と創意工夫があれば、優れたタイマ・アプリケーションは誰にでも見つけることができます。

そうしたタイマ機能すべてが、低コストのMSP430FR2000 MCUの価値を高める要素となります。このMCUは、他のMSP430FR21xxデバイスと同様に、16ピン薄型シュリンク・スモール・アウトライン・パッケージ(TSSOP)と24ピン超薄型クワッド・フラット・ノーリード(VQFN)パッケージで供給されます。大量発注時には数量に応じてわずか25セントという��価格を実現できるTIのバリュー・ラインMCUは、現在の特定用途向け集積回路に代わる、コスト効果に優れた堅牢なソリューションです。

 その他のリソース

  • 単純な機能へのインテリジェンスの付与に焦点を当てたTI TechNoteの全シリーズについて詳しくは、このシリーズの他のブログ記事をご覧ください。
  • 全TI TechNoteとその他のプログラミングに関するヒントやコツをまとめたeブックをダウンロードしてください。
  • 25セントで得られる25の機能のコード・サンプルをご確認ください。
  • 技術サポートが必要な場合は、MSP E2Eフォーラムにアクセスしてください。

 上記の記事は下記 URL より翻訳転載されました。
http://e2e.ti.com/blogs_/b/msp430blog/archive/2017/12/12/25-functions-for-25-cents-timer-functions

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