自社のアプリケーションでマイコン(MCU、マイクロコントローラ)を使用する際、フラッシュまたはFRAM(強誘電体メモリ)のいずれかを選択する必要があります。FRAMとはどのようなもので、それが有用な機能なのか、疑問に思う人もいるでしょう。FRAMは、フラッシュなどの従来のテクノロジに比べて、高速な書き込み速度、統合メモリ、低消費電力の書き込み、事前消去の不要など、複数の優位性を備えています。これらの優位性は、低消費電力が求められるアプリケーションにおいて、ただちに実際の機能レベルでの利点となります。
OTA(Over The Air)アップデートなど、屋外でファームウェア・アップデートが必要なアプリケーションについて考えてみましょう。例えば、SPI(シリアル・ペリフェラル・インタフェース)を介して、4KBのファームウェア・イメージをメモリに転送する必要があり、フラッシュまたはFRAM搭載デバイスのどちらを使用するか、社内で話し合っているとします…